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セロリの栄養や料理バリエは?葉っぱのおいしい食べ方も!【専門家監修】

イエモネ / 2022年3月11日 7時30分

iemone.jp

特有の強い香りと、シャキシャキした歯ざわりが特徴のセロリ。香りの成分にはリラックス効果もあり、ストレスフルな日々にぜひ取り入れたい野菜です。この記事では、セロリの栄養や選び方、保存方法、料理のバリエーション、栄養たっぷりの「葉」の食べ方などを紹介。「あの香りが苦手なんだよね……」という人も、おいしく食べられる調理法が見つかるかもしれません。



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【特徴】特有の芳香&シャキシャキとした歯ざわりの香味野菜



セロリは、セリ科オランダミツバ属の野菜で、和名はオランダミツバ。特有の強い香りとシャキシャキした歯ざわりが特徴の、香味野菜の代表格です。



セロリの原産地はヨーロッパで、古くから香草や薬草として栽培されていました。日本に伝わったのは16世紀末で、戦国大名の加藤清正が朝鮮半島から持ち込んだとされています。その後、オランダ船で別の品種も持ち込まれ、栽培もされましたが、独特な香りが受け入れられず、定着はしませんでした。一般家庭で消費が増えたのは昭和50年代(1980年頃)からです。



種類としては大きく分けて、茎が濃い緑色の「緑茎種」、白っぽい「白茎種」、茎は白くて葉は淡い緑色の「中間種」の3つがあります。欧米では香りの強い緑茎種が主流ですが、日本で栽培されているのはほとんどが中間種で、香りが弱いものです。



通年で流通していますが、おいしいのは冬。長野県と静岡県が二大産地です。



一般的には「セロリ」と呼ばれていますが、農業関連情報では「セルリー」と表記されます。セロリは英語で「celery」で、フランス語なまりで「セルリー」と読むことから、野菜生産出荷安定法で「セルリー」と規定されているのです。



ちなみに「セロリシード」というスパイスは、セロリの種子です。粒または粗びきにし、トマトジュース、野菜サラダ、ピクルス、スープなどに広く利用されています。



【選び方】葉先までハリがあり、茎は肉厚で筋が浮いているものを



葉の色がきれいな黄緑色で、葉先までピンとハリがありつつ、やわらかそうなものが良品。茎は太くて肉厚で丸みがあり、筋がはっきり浮いていてデコボコしているものを選びましょう。



茎の切り口もチェックして、褐色に変色していたり、白い斑点ができていたりするものは鮮度が落ちているので避けましょう。



【保存】葉と茎を分け、乾燥を防いで冷蔵保存。冷凍すると風味が弱くなる



セロリは葉から水分が抜けていくので、茎と葉を分けて冷蔵するのがポイント。太い茎と、葉のついた細い茎を切り分け、それぞれ水で濡らしたペーパータオルで包んでから保存袋に入れましょう。冷蔵庫の野菜室で、切ったペットボトルなどに立てて保存を。葉は3〜4日、茎は4〜6日ほど持ちます。



冷凍保存する場合は、使いやすく切ってからラップに包み、冷凍用保存袋に入れて。冷凍すれば1か月ほど保存可能です。調理時は凍ったまま鍋に入れ、スープやパスタソースなどにするのがおすすめです。



ちなみに、セロリは冷凍すると独特の風味が弱くなります。風味が苦手な人は、あえて冷凍してから使ってもいいかもしれません。



【栄養・効果】独特な香りの成分にはリラックス効果が



セロリは淡色野菜。エネルギーは可食部100gあたり12kcalで、茎1本がおよそ100gです。



栄養面ではカリウムを多く含むのが特長。カリウムは体内の余分な水分を排泄し、高血圧の予防・改善や、むくみの予防に役立ちます。



独特な香りの成分はアピインやピラジンです。アピインにはリラックス効果があり、イライラや不安感、不眠などの解消に役立ちます。ピラジンは同様のリラックス効果に加え、血液をサラサラにする作用が期待されています。



葉は茎よりもβカロテンやビタミンB群、ビタミンCなどを多く含んでいるので、葉も捨てずに利用しましょう。



【食べ方】茎は生食や煮込みなどに。葉は佃煮や天ぷら、ブーケガルニにも



生のセロリの風味は苦手でも、「浅漬けだけは好き」「よく煮込んだスープは食べられる」など、「調理次第でおいしく感じる」という人も多いようです。セロリが好きな人はもちろん、苦手な人もぜひいろいろな料理を試してみましょう。



茎の外側にある筋はかたいので、包丁で筋を引くようにして取り除いてから調理します。



茎は生のまま細切りにしてサラダスティックに。薄切りにしてから浅漬け甘酢漬けにしてもおいしくいただけます。



加熱調理なら、スープ、きんぴら、グラタン、煮込み、炒め物など。ベーコンと一緒に蒸し煮にするのもおすすめです。



葉は佃煮や天ぷらなどにすると食べやすいでしょう。パセリやタイムなどの香味野菜と一緒に束ねて「ブーケガルニ」にして、肉料理や魚料理の臭み消しに使ってもいいですね。



監修:食のスタジオ(https://www.foodst.co.jp/index.html)
レシピ開発だけでなく、コーディネートや撮影、編集、栄養アドバイスまで手がける食のプロ集団。健康・美容・介護食・離乳食などの専門レシピまであらゆるカテゴリーに対応。監修や編集を手がけた書籍は約100冊にも及ぶ。



栄養監修:内山由香
「食のスタジオ」管理栄養士、フードコーディネーター。女子栄養大学卒業後、食のスタジオにてレシピ開発、料理撮影、栄養計算等の業務を担当。作りやすく、子どもから高齢者まで食べやすい家庭的な料理やつくりおきレシピが得意で、忙しい人でも身近な食材で簡単に作れるレシピを多く開発している。『しっかり食べてきれいになる たんぱく質のつくりおき&らく旨おかず』『組み合わせ自由自在つくりおきシリーズ』(西東社)『朝10分!中高生のラクチン弁当320』(学研プラス)など著書多数。



[All Photos by shutterstock.com]



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