【iPhone便利機能】写真アプリから「洗濯表示マーク」の意味を調べる方法｜スーツ、ラグマットも判別できるよ

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衣類を洗濯する時に必ずチェックする「洗濯表示マーク」。このマークには「どのように洗濯すればよいか」が記載されているものの、抽象的に描かれた記号なので、お手入れの仕方がわかりにくいと感じる人も多いはず。そこで今回は、iPhone標準カメラで「洗濯表示マーク」を撮影し、写真アプリを使って簡単に意味を調べる方法を紹介！　写真がうまく認識できない時の対処法もあわせて解説します。



そもそも「洗濯表示マーク」って？

「洗濯表示マーク」の一部

「洗濯表示マーク」は、衣類や暮らしアイテムなどの洗濯・お手入れ方法を示したシンボルマーク。日本製の洋服であれば右の内側にタグがついており、複数の記号で正しい洗い方やクリーニングできるかが記載されています。

また、2016年に国際規格（JIS L 0001）にあわせた新しい洗濯表示マークが採用され、7分類41種類の図柄に変更されました。新洗濯表示では主に、以下のような7分類の図柄がつけられます。

洗濯図柄

漂白図柄

タンブル乾燥（回転式の温風乾燥）図柄

自然乾燥（干し方）図柄

アイロン図柄

ドライクリーニング図柄

ウエットクリーニング（専門家による水洗い）図柄

洗濯することを想定した製品には、洗濯図柄と漂白図柄が必ず表記されます。ただし、タンブル乾燥図柄、自然乾燥図柄、アイロン図柄、ドライクリーニング図柄、ウエットクリーニング図柄は省略されている場合もあるので、ご注意ください。

iOS 17以降のiPhoneで検索できる“調べる”機能

iOS 17のアップデートでさらに強化された“調べる”機能を使い、毎日の洗濯に役立つ「洗濯表示マーク」をワンタップで検索できます。

従来のiOSに対応していた植物の種類やペットの犬種などの判別に加え、衣類のタグや食べ物のレシピが詳しく調べることが可能に。うまく活用すれば、面倒に感じてしまいがちな家事の効率も格段にアップしますよ。

「洗濯表示マーク」を判別する4つのステップ

ここからは、iPhoneの標準カメラを使い「洗濯表示マーク」を判別する方法を、4つのステップにわけて紹介していきます。

1：標準カメラで「洗濯表示マーク」を撮影する

ウーマンスーツ／ジャケット

今回は、筆者が着用しているレディーススーツの「洗濯表示マーク」を撮影します。クローゼットなどでハンガーにかけた状態だと、生地がシワになりにくいのでおすすめです。

ウーマンスーツの「洗濯表示マーク」

ビジネススーツの場合は、着脱する時にタグが目立たないよう内ポケットについているケースもあります。「洗濯表示マーク」が記載されているのを確認し、ピントをあわせて撮影しましょう。

2：写真アプリから該当の写真を開き“ｉ”マークをタップする

iPhoneの写真アプリ

iPhone内蔵の写真アプリから該当の写真を開き、画面下部の“ｉ”マーク、またはランドリーマークが表示されていたらタップします。通常の“ｉ”マークと異なり、写真内から詳細が検索できる場合はキラキラ輝く星のアイコンが出現しますよ。

3：「調べる：洗濯／ランドリー」を選択し分析する

iPhoneの“調べる”機能「洗濯／ランドリー」

“調べる”機能のカテゴリーが「洗濯／ランドリー」と表示されたら、選択して情報を分析しましょう。読み込みに時間がかかる時もあるので、タップしても次に進めない場合は数秒待ってから再度タップしてください。

4：結果が表示され、Webで詳細を検索できる

“調べる”機能の分析結果

Siriによる分析が完了したら、「洗濯表示マーク」の詳細が確認できます。ここで筆者のレディーススーツは“炭化水素を使用した通常のドライクリーニング”に対応していることがわかりました。ビジネススーツの中には、家庭用洗濯機での丸洗いができない製品もあるので、ワンタップで情報が共有されるのはうれしいポイント。

また、右上の“表示を増やす”をタップすると、判別されたすべての「洗濯表示マーク」を展開できます。記号やテキストを選択すればWebにて検索することも可能ですが、デフォルトで英語になる仕様です。直訳になりますが、ブラウザの翻訳機能を使うのが◎。

通販サイトの衣類にも対応！海外製もOK

通販サイトのレディーストップス

通販サイトで衣類を購入する機会が多い人は、あらかじめ「洗濯表示マーク」が確認できず不便に感じることもありますよね。まずは衣類にタグがついているかを確認し、iPhone標準カメラで撮影します。この時、記号が小さくてピンボケしてしまう時は、ズーム倍率を1.5～2倍にするときれいに写りますよ。

レディーストップスの「洗濯表示マーク」

今回はズーム倍率1.5倍で撮影。部分的に薄く写ってしまった記号も分析できるのか、結果が表示されるのをしばし待ちます。

“調べる”機能の分析結果

結果はすべての「洗濯表示マーク」が判別され、Webであらかじめ確認できなかったお手入れ方法もワンタップで把握できました。衣類では問題なく検索することが可能ですが、暮らしアイテムでも同様にSiriが分析してくれるのか、徹底検証していきます。

3COINS（スリコ）ラグマットのお手入れ方法は確認できる？

3COINS（スリコ）フェイクファーラグマットの「洗濯表示マーク」

続いて、3COINS（スリコ）で購入したフェイクファーラグマットの「洗濯表示マーク」に着目。すべての記号が“×”と記載されており、この時点で洗濯不可であることがひと目でわかります。

“調べる”機能の分析結果

結果は予想通り、洗濯・漂白剤・アイロンの使用が不可と表示されました。スリコ公式オンラインストア「PAL CLOSET（パルクローゼット）」でも本体は洗濯不可と記載があります。そのため、お手入れする際はアルコール除菌シートでサッと表面を拭くか、天気のよい日にファブリーズなどをかけて天日干しするのがグッド！

「洗濯表示マーク」が調べられない時の2つの対処法

iPhone標準カメラで「洗濯表示マーク」を撮影しても、うまく検索できないケースがあります。ここでは、トラブルが起きた時に役立つ2つの対処法を順に紹介していきます。

1：「Siriと検索」から「“調べる”に表示」をオンに設定する

iPhoneの設定アプリ

iPhoneが初期化（工場出荷時の状態）されている場合、デフォルトで“調べる”機能がオフに設定されていることもあります。まずは設定アプリから「Siriと検索」をタップし、詳細を確認しましょう。

iPhoneの設定アプリ“調べる”をオンに設定

画面を下にスクロールし、APPLEからのコンテンツ内の「“調べる”に表示」がオンになっているかをチェックします。この項目がグレーだと設定がオフとなり、機能が使えなくなるので必ずオンにしておきましょう。

2：光による反射を避け、写真の撮り方を工夫する

太陽光に当たる場所や照明の真下で撮影した場合は、光の反射によりタグそのものが白飛び（発光）してしまいます。撮影時にiPhone標準カメラの明るさを調整したり、タグを手で持ち反射しない位置で撮影するなどの工夫も必要になるので、ぜひお試しください。

iPhoneの隠れ機能が便利すぎる！ 洗濯を効率化するなら必見

iPhoneには知る人ぞ知る隠れた便利機能があり、iOSがアップデートされるごとに追加されています。その中には、家事を効率化できる裏技も盛りだくさん！　「洗濯表示マーク」を判別できる“調べる”機能は、衣類だけでなく暮らしアイテムのお手入れ方法も確認できるテクニックです。長く大切に着たい洋服だからこそ、ちょっとひと手間加えて洗濯を楽しんでみて。

[All Photos by 小柴あおい]

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