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【樹木希林さん地球の人々へ最後のメッセージ】「あとは、じぶんで考えてよ。」「サヨナラ、地球さん。」宝島社の企業広告に登場

IGNITE / 2018年10月29日 13時0分

写真

樹木希林さんが、2018年9月に逝去された。その生き方、また全身がん発覚後の死に向かう姿には、心を動かされた人も多いのではないだろうか。

●読売新聞 全国版 朝刊

宝島社は、企業広告「あとは、じぶんで考えてよ。」を朝日新聞に、「サヨナラ、地球さん。」を読売新聞に、10月29日に同時掲載。

2016年1月には、樹木希林さん出演の企業広告「死ぬときぐらい好きにさせてよ」を新聞4紙に同時掲載(読売広告大賞、朝日広告賞、朝日新聞読者賞、日本新聞協会 新聞広告賞、ADC賞、TCC賞 受賞)し、反響をよんだ。
今回の企業広告では、「あとは、じぶんで考えてよ。」「サヨナラ、地球さん。」をメインコピーに、2枚の写真を使用。あらためて「死」について考えることで、どう生きるかを考えるきっかけになればと思い、企業広告のテーマとしたという。

写真左から、 樹木希林(きききりん) 内田玄兎(うちだげんと):樹木希林の孫 内田雅樂(うちだうた):樹木希林の孫  内田裕也(うちだゆうや):樹木希林の夫  内田也哉子(うちだややこ):樹木希林の娘  内田伽羅(うちだきゃら):樹木希林の孫  本木雅弘(もときまさひろ):樹木希林の義理の息子

●朝日新聞 全国版 朝刊

■朝日新聞コピー
あとは、じぶんで考えてよ。(キャッチコピー)
絆というものを、あまり信用しないの。期待しすぎると、お互い苦しくなっちゃうから。
だいたい他人様から良く思われても、他人様はなんにもしてくれないし(笑)。
迷ったら、自分にとって楽なほうに、道を変えればいいんじゃないかしら。

演技をやるために役者を生きているんじゃなくて、人間をやるために生きているんです。
代表作?ないのよ。助演どころか、チョイ役チョイ役って渡り歩く、チョイ演女優なの。
自分は社会でなにができるか、と適性をさぐる謙虚さが、女性を綺麗にしていくと思います。

楽しむのではなくて、面白がることよ。中に入って面白がるの。面白がらなきゃやってけないもの、この世の中。
老人の跋扈(ばっこ)が、いちばん世の中を悪くすると思います。
病を悪、健康を善とするだけなら、こんなつまらない人生はないわよ。

死に向けて行う作業は、おわびですね。謝るのはお金がかからないから、ケチな私にピッタリなのよ。謝っちゃったら、すっきりするしね。
“言わなくていいこと”は、ないと思う。やっぱり言ったほうがいいのよ。

こちら希林館です。留守電とFAXだけです。なお過去の映像等の二次使用はどうぞ使ってください。出演オファーはFAXでお願いします。
このように服を着た樹木希林は死ねばそれで終わりですが、またいろいろなきっかけや縁があれば、次は山田太郎という人間として現れるかもしれない。
えっ、わたしの話で救われる人がいる?それは依存症というものよ。

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