ジャガーのピュアスポーツ「Fタイプ」に、“伝説”にちなんだ2種類の特別仕様車

ジャガーの伝説的なスポーツカー「E-TYPE」は1961年から1975年にかけて生産され、美しいスタイリングや卓越した走行性能によって、当時のエンスージアストから羨望を集めた。

ボディタイプはクーペ／コンバーチブルの2種類があり、アートデザイン文化にも影響を与えたとして、MoMA（ニューヨーク近代美術館）の永久収蔵品にも選定されている。

そんなEタイプの誕生から60年、そのDNAを受け継ぐピュアスポーツ「Fタイプ」をベースにした2種類の特別仕様車が設定された。ひとつは世界限定60台のうち6台が日本へ、もうひとつは日本市場だけの限定モデルとなる。

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特別仕様車「Fタイプ ヘリテージ 60 エディション」は、最上位グレードの「Rクーペ P575」をベースに、かつてのE-TYPEを想わせる特別な内外装が奢られる。

まずエクステリアカラーでは、1960年代のジャガーにしか使われてないオリジナルカラー「シャーウッドグリーン」を復刻。コレクターズアイテムとしても価値のあるクラシックなカラーをまとう。

一方のインテリアでは、現行のFタイプでは設定のない「キャラウェイ／エボニー」のドュオトーンウィンザーレザーを採用し、上質かつタイムレスな華やぎをもたらしている。

さらに、60周年記念ロゴが刻印されたヘッドレストや、60台分の1であることを示した「SV BESPOKE ONE OF SIXYT」プレート、アルミニウムコンソールフィニッシャーなど、数々の特別装備が採用されている。

パワートレーンは、最高出力575ps／最大トルク700Nmを発生する5.0LのV型8気筒エンジンに、8速ATと全輪駆動システムを組み合わせる。0-100km/h加速は3.7秒。価格は誕生年の1961年にちなみ、1,961万円に設定された。

一方、日本向けに限定30台で仕立てられた「Fタイプ ヘリテージ V6 エディション」は、60周年の「6」にちなみ、ジャガー最後の3.0リッターV型6気筒エンジンを搭載する「Fタイプ R-DYNAMIC P380」をベースに開発されている。

搭載する3.0LのV6ガソリンエンジンは、最高出力380ps／最大トルク460Nmを発生。8速ATと後輪駆動システムが組み合わされ、0-100km/h加速は4.9秒で駆けぬける。

ボディカラーは合計5色。インテリアは特別感とエモーショナルなサウンドにフォーカスし、タンレザーのスポーツシートや最高品質のオーディオシステム、アクティブスポーツエキゾーストシステムなどを装備する。

■グレードおよび価格
Fタイプ ヘリテージ 60 エディション＝1,961万円

Fタイプ ヘリテージ V6 エディション＝1,398万円

（zlatan）

画像元：ジャガー・ランドローバー・ジャパン