石川・白山市発、樹木からうまれたプレミアムな炭酸水『QINO SODA』
IGNITE / 2021年7月29日 17時15分
美味しいだけじゃなく、環境サイクルを守るソーダが誕生。
白山市の地域資源を活用したプロダクトとして、クロモジの蒸留水から生まれた炭酸飲料水『QINO (キノ)SODA』が開発された。
■木の新しい可能性を示唆する魅力的な商品を開発
東京都渋谷区のfabriqと、石川県白山市のEarthRingは、“木を使い山を育てる”というミッションのもと地域共創プロジェクト「QINOプロジェクト」を展開している。
国土の66%が山林で覆われる日本は、世界でも有数の森林大国。一方、適切に手入れがされないことでのリスクも存在する。
樹齢の長い木が増えることで二酸化炭素の吸収量が減り地球温暖化防止機能が低下、また、木が密集した山では日光が地面まで届かないため下草が生えず、土壌が水を吸収しきれず土砂災害などのリスクも高まる。
木を切って使うことによって山は健康を維持し、健康な山が栄養豊富な水を海へ運ぶという循環。そのサイクルを持続するため、木の新しい可能性を示唆する魅力的な商品の企画・開発などに取り組む「QINOプロジェクト」は、今回、白山市の地域資源を活用したプロダクトとして、クロモジの蒸留水から生まれた炭酸飲料水『QINO SODA(キノソーダ)』を開発。
7月21日より、応援購入サービス「Makuake」で販売中だ。
■クロモジ蒸留水を活用することの意義
『QINO SODA』は、木の香りを味わうことができるプレミアムな炭酸水。
樹木の中に存在する爽やかさや、柑橘、茶葉のような香りを持つ『QINO SODA』は、炭酸水としてだけでなく、酒の割材やノンアルコールカクテルの材料としてもおすすめだ。
原材料であるクロモジは、これまでアロマ精油の原料として活用されてきたが、蒸留水は精油1mlに対して1000倍の1L生成することができる。
精油成分が染み込んだ奥行きのある芳香を持ちながらも、使用用途が少ないため、現状ではその多くが未利用のまま破棄されているという。
そんなクロモジ蒸留水を活用した商品を生み出すことで、破棄される自然の資源に新たな価値を見出すことができる。また商品の利益の一部を今後のプロジェクトや山林保全に還元することで、 山を育てる循環をつくり出せる。
そんな思いから商品開発がスタートした。また、商品の梱包、発送を就労支援施設へ委託することで、障がいを持つ人々の雇用機会創出にも寄与する。
■クロモジ蒸留水が持っている力
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