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イタリア、トルコ、フランス、世界集落を描き続ける画家・難波平人氏の個展が東広島市立美術館で開催

IGNITE / 2022年9月13日 0時0分

イタリア、トルコ、フランス、世界集落を描き続ける画家・難波平人氏の個展が東広島市立美術館で開催

世界100か国以上を旅して“世界集落”を描き続ける画家・難波平人氏。

今回、東広島市立美術館にて10月12日(水)から同氏の個展が開催される。

60年にわたる難波平人氏の画業を一望できる個展開催

画家・難波平人氏は一貫して国内外の集落・遺跡などの“世界集落”を描くことで独自の作品世界を創りあげてきた。

難波平人氏

山口県熊毛郡上関町の長島や祝島の風景のなかで生まれ育った難波氏は、学生時代から約25年間、画家の原風景である海岸線の集落を題材に日本全国を訪ね歩き、その後約35年あまりにわたって世界の集落・遺跡を求め100か国以上を取材してきた。そして、80歳を過ぎた今も制作拠点である東広島市八本松町で自身の表現を追求している。

同展は、難波氏の60年以上の画業を学生時代の郷里を描いた作品から、欧州、アフリカ、アジア、中南米など国内外の集落や遺跡を描いた迫力ある大作、また取材時のスケッチや写真などの関連資料まで併せて紹介するものだ。

第1章「郷里を描く―画家の原風景」

難波氏が生まれ育った山口県上関町白井田を中心とした長島、祝島は、画家にとっての郷里であり、その漁村風景は現在までつづくイメージの根源となっている。

第1章では、学生時代のデッサン、版画などの初期作品から1970年代はじめの油彩作品まで、郷里の姿を描いた作品を中心に、写真やスケッチも併せて紹介。画家の原風景である郷里とそのイメージを探る。

第2章「日本の海岸線を巡る―画家の出発」

1970年代以降、難波氏は郷里を出発し、祝島を超える強いイメージを求めて日本の海岸線の集落を訪ね歩き、制作に没頭していく。

第2章では、安井賞展や二紀展への出品や入選、受賞などを重ねることで画家として歩み始めた1980年代までの作品を中心に紹介 。

第3章「トルコ・フランス・イタリア 、拡がる旅-画家の想い」

1990年代から、難波氏の旅は世界へと拡がる。ここから、人が住んでいる集落だけでなく、かつてそこに営みが在った遺跡も描くようになった。入念な事前準備をして取り組む取材で対峙した遺跡の、時代を超え、人の生活が消え去った姿に、難波氏はより普遍的な“人間の存在”を感じたのだ。

第3章では、特に思い入れの深いトルコ、フランス、イタリアを中心に、1980年から2000年代の作品を展示。同氏の書籍に綴られた言葉も併せて展示することで、現地の人々との交流についても触れる。

第4章「世界集落を描き続ける―画家の今とこれから」

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