博多駅そばで飲める、日本で170名しかいないワイン醸造技術管理士・高嶋希世美さんのワインとは?
IGNITE / 2022年9月16日 22時0分
九州初となる都市型ワイナリー「博多ワイン醸造所 竹乃屋」が、9月14日(水)にファーストリリースとなるワインの販売を開始した。
日本で170名しかいない「エノログ(ワイン醸造技術管理士)」の認定を受けた女性醸造家の高嶋希世美さんが、1本1本大事に作り上げたもの。一度そのワインの味を試してみては。
エノログが1本1本大事に作り上げたワインファーストリリースとなるワインは、チリ産カベルネ・ソーヴィニヨンを使い、ぶどう本来のピュアな果実味が楽しめる、フレッシュな味わいに仕上げた粗濾過のワインだ。
また、現在醸造中のオーストラリア産シラーズを10月に販売開始予定。今後は、長野県のぶどうのナイアガラとコンコードを使っての醸造を予定している。
ラベルデザインは3種類同商品のラベルは3種類。竹乃屋の「博多ぐるぐるととりかわ」をモチーフにワンポイント入れたシンプルデザインと、醸造タンクなどを背景にした博多ワイン醸造所デザイン、そして代表の竹野氏のシルエットデザインとなっている。
ワイン専門分野の職務を行なうことができる技術者エノログとは、高等教育または大学の学位によって確認された科学的・技術的知識を基に、ワイン専門分野の職務を行なうことができる醸造技術者とされている。フランス、イタリアなどでは国家資格のひとつ。
エノログが行なう職務はワインに関連する研究だけでなく、醸造用ブドウ栽培の管理、醸造用ブドウ及びワインの分析・解析、ワインの官能検査・品質評価など、広範な分野に及ぶ。
しかし、日本にはエノログに相当する国家資格がないため、「葡萄酒技研会エノログ部会」において、海外においてエノログの国家資格を取得した者、または、規定の科学及び技術の知識を修得するなど、適格であると認められた者がワイン醸造技術管理士(エノログ)として認定されている。
ワインを飲む人、造る人が近い「都市型ワイナリー」郊外に畑と醸造所が一緒にある、いわゆる「ワイナリー」は、訪れることが難しい場合がある。
そこで、輸送技術も進歩した今、誰もが足を運びやすい場所で、人が行くのではなくぶどうに来てもらい、もっと身近にワインづくりを見て知ることができるのが、「都市型ワイナリー」だ。
同醸造所での生産本数は1~3万本ほど、ほぼ全ての工程を手作業で行う。小さな手造りのワイナリーだからこそ、いろいろなチャレンジもできる。
さまざまな国のぶどうを使用-
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