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ヴェネチアの現代美術展を京橋「アーティゾン美術館」にて“体感”。坂本龍一氏が参加した新作も公開

IGNITE / 2022年12月23日 23時0分

ヴェネチアの現代美術展を京橋「アーティゾン美術館」にて“体感”。坂本龍一氏が参加した新作も公開

アーティゾン美術館は、2023年2月25日(土)~5月14日(日)の期間、ダムタイプの新作を再構築して日本初公開する体感型展覧会「第59回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館展示帰国展 ダムタイプ|2022:remap」を開催する。

これに先がけ、12月23日(金)よりウェブ予約チケットの販売を開始。

ヴェネチアの国際美術展で発表した新作をさらにブラッシュアップし、日本国内に紹介する帰国展。アーティゾン美術館にてサイト・スペシフィックに再構成した作品を見に行こう。

2年に1度の現代美術国際展、日本館展示はダムタイプ

「ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展」は、​イタリア・ヴェネチアの各所を会場とし、2年に1度開催される現代美術の国際展。今年第59回を迎えた同展の日本館展示に選出されたのが、日本のアート・コレクティブの先駆け的な存在である“ダムタイプ”だ。

ダムタイプは、映像、コンピューター・プログラム、音楽、ダンスなど、さまざまな分野のアーティストによって構成されるグループ。1984年の結成時から一貫して、身体とテクノロジーの関係を独自な方法で舞台作品やインスタレーションに織り込んできた。

特定のディレクターを置かず、プロジェクトごとに参加メンバーが変化するなど、ヒエラルキーのないフラットなコラボレーションにより生まれる作品は、既成のジャンルにとらわれない、あらゆる表現の形態を横断するマルチメディア・アートとして紹介されている。

アーティゾン美術館での帰国展、3つの見どころ

そんなダムタイプが、今年の「ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展」で発表したのは新作『2022』。今日の地政学的境界あるいは国境を越えて共通のインフラとなっているインターネット空間を基調としたコミュニケーションのあり方に問いを投げかけた作品だ。

アーティゾン美術館では、この国際美術展での成果を国内に紹介する展覧会を開催する。今回は同展覧会の3つの見どころを紹介しよう。

1.『2022』を再現展示ではなく再構築した作品

アーティゾン美術館では、『2022』を再現するのではなく、『2022:remap』として再配置する。同美術館のデザインを活用したサイト・スペシフィックな構成に注目だ。

2.坂本龍一氏が参加した作品

『2022』は、坂本龍一氏が初めてダムタイプメンバーとして制作に関わった作品。

坂本氏が同作のために新たに制作したサウンドトラックと、同氏の呼びかけにより世界各地でフィールドレコーディングされた音は、ダムタイプの視覚言語と融合する。そのとき、その場に立つ人が耳を澄ませることの意味、機械を通じた知覚のあり方が浮かび上がるという。

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