世界的美食ガイド『ゴ・エ・ミヨ 2023』に2年連続掲載。白井屋ホテル「白井屋ザ・レストラン」の魅力

建築家の藤本壮介氏が手がけ、ナショナルジオグラフィックトラベラーの「2021年世界のベストホテル 39」にも選出されて話題となった、群馬県前橋市にある「白井屋ホテル」。

同ホテルのメインダイニング「白井屋ザ・レストラン」が、フランス発祥の世界的美食レストランガイド 『ゴ・エ・ミヨ』に2年連続で掲載されるという栄誉に輝いた。

©Shinya Kigure

『ゴ・エ・ミヨ』2年連続掲載の「白井屋ザ・レストラン」

黄色の地に赤い文字が印象的なフランス発祥の世界的美食レストランガイド『ゴ・エ・ミヨ』。

1972年にフランス人ジャーナリストのアンリ・ゴ氏とクリスチャン・ミヨ氏が創刊したこのガイドブックは、質の高いレストランを紹介するに留まらず、その土地ごとの食文化である「テロワール」や、シェフを支える生産者など、料理を取り巻く文化的・環境的背景にも注目する。

3月15日（水）に発売された日本版第7刊目、『ゴ・エ・ミヨ 2023』には初掲載の東北地方を含めた全47都道府県、501軒が選ばれている。

同書では白井屋ザ・レストラン、そしてシェフの片山ひろ氏について、「片山氏の本領は、郷土料理のエッセンスを独自の解釈で再構築し、新しい料理を作り上げるところにある」と評価する。

コック帽の数（トック=toque）で評価をするゴ・エ・ミヨにおいて、昨年の2トックから今年は3トックの評価を受けた。

©Shinya Kigure

「上州キュイジーヌ」を探求する白井屋ザ・レストラン

“アートデスティネーション”を掲げる白井屋ホテルは、300年以上の歴史を誇った「白井屋旅館」を建築家の藤本壮介氏が改装・新築し、2020年に開業した。

敷地内には週末のみ営業する隠れ家的な「ザ・バー 真茶亭」や、外気浴とアート空間での内気浴を楽しめるフィンランドサウナ、3タイプの完全貸切制サウナなどを備え人気を博している。

©Shinya Kigure

メインダイニングである白井屋ザ・レストランは、オープンキッチンの劇場型空間で、シェフやソムリエが説明を添えながら直接料理や飲み物を提供する創作フランス料理のレストランだ。

監修には「世界のベストレストラン50」や「アジアのベストレストラン50」にも選出された、東京青山のミシュラン2つ星レストラン「フロリレージュ」オーナーシェフの川手寛康氏が参画。地元の食材を最大限に活かし、群馬の郷土料理の可能性を探求した「上州キュイジーヌ」を提供する。