1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

ぶどうの生育やワインの出来などを知る。岩手県「大迫佐藤葡萄園」の2022年ヴィンテージレポート

IGNITE / 2023年10月20日 20時0分

ぶどうの生育やワインの出来などを知る。岩手県「大迫佐藤葡萄園」の2022年ヴィンテージレポート

日本ワイン専門のモール型ECプラットフォーム「わいんびと」は、岩手県花巻市の「大迫佐藤葡萄園」のヴィンテージレポートを発表した。

日本ワインに注目している人は、2022年のヴィンテージの動向について同レポートを参考にしてみては。

日本各地のワイン産地の動向を知るレポート

同サイトでは、日本ワイン生産者のヴィンテージレポートを発表し、日本各地のワイン産地の動向を年次で分かりやすく伝えている。日本ワインの飲用体験を、より価値のあるものにするための日本ワインの産地PR支援プログラムだ。

ヴィンテージはぶどうの収穫年を指し、ヴィンテージレポートは「ぶどうの生育」「収穫時期」「ワインの出来」で整理して、ヴィンテージ動向をまとめたものとなっている。

落ち着いたヴィンテージとなった2022年

ここで、同ワイナリーのヴィンテージレポートを一部紹介しよう。

2022年を一言で表現するなら「落ち着いたヴィンテージ」だという。

2022年は4月の開花前の高温と6月の開花期の低温といった顕著な気温変動による花振るいで、結実不良が多発した。その後、8月の多雨と日照量不足、9月の残暑と夜間の高温による少日較差で着色進行、糖度向上が緩慢となり気象的には試練の年だった。

醸造面は、温度管理を徹底してオーソドックスな醸造を行い、品種本来の果実味の表現を心がけていたとのこと。

ワインの出来

ヴェレゾン期(色づき)には天候不順により房の劣化が見られた。しかし、収穫前の病果の除去作業を徹底したため、収穫したぶどうの状態は良く、発酵前の酸化防止剤添加は最小限に抑えることができた。

醸造過程での温度管理を徹底し、品種特性を生かした落ち着いた味わいに仕上げたとのことだ。

おすすめワイン

2022年ヴィンテージのおすすめワインは、「山のブラン2022」だ。

自社圃場のソービニヨンブラン60%、リースリングリオン40%をブレンド。リンゴや洋梨を想わせる香りと味わい、爽やかな口当たりから続く微かな甘みをほろ苦さが引き締める、辛口ワインに仕上がった。

リースリングリオンは、リースリングと甲州三尺の交配品種で、岩手を代表する白ワイン品種だ。酸味が爽やかで強いのが特徴で、天ぷらの塩などによく合う。

ドメーヌスタイルのワイナリー「大迫佐藤葡萄園」

同ワイナリーは、岩手県花巻市大迫町で2021年に新たに誕生した、栽培から醸造まで一貫して手掛けるドメーヌスタイルの個人ワイナリーだ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください