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ユネスコで創設された建築賞ベルサイユ賞。世界で最も美しい美術館に広島県の下瀬美術館が選出

IGNITE / 2024年6月18日 0時15分

ユネスコで創設された建築賞ベルサイユ賞。世界で最も美しい美術館に広島県の下瀬美術館が選出

国連教育科学文化機関・ユネスコで創設された建築賞・ベルサイユ賞が「世界で最も美しい美術館(The World’s Most Beautiful Museums)」として、世界中の美術館・博物館の7施設をリストアップ。

その中の一つとして、広島県大竹市に位置する下瀬美術館(Simose Art Museum)が選ばれた。

下瀬美術館がベルサイユ賞にリストアップ

ベルサイユ賞は、創設以来、世界中の空港・商業施設・ホテル・スポーツ施設など7つのカテゴリーを対象に、著名な建築家や哲学者らの審査によって選出される世界的建築賞だ。

10周年を迎える今年は、それに加え「Museums(美術館・博物館)」のカテゴリーを新設。下瀬美術館を含む世界の7施設が選出された。

今年の11月下旬に、そのうち3施設に対して最優秀のベルサイユ賞・内装特別賞・外装特別賞が受賞され、パリのユネスコ本部で発表される。

本年度の「世界で最も美しい美術館」のリストは、中国のA4 Art Museum・エジプトのGrand Egyptian Museum・インドのSmritivan Earthquake Museum・日本の下瀬美術館(Simose Art Museum)・オランダのPaleis Het Loo・オマーンのOman Across Ages Museum・ポーランドのPolish History Museumだ。

下瀬美術館は、昨年3月に広島県大竹市にオープンした美術館。世界で活躍する日本人建築家・坂茂氏が設計した。

コンセプトは「アートの中でアートを観る。」。施設を象徴する水盤に並ぶカラフルなキューブ型の可動展示室は、坂氏が瀬戸内の島々から着想し、水の浮力によって動かし配置パターンの変更が可能な世界でも類のない展示空間だ。

展示作品の鑑賞とともに、季節の草花が風にそよぐエミール・ガレの庭や、瀬戸内の多島美を望める展望エリア・望洋テラスの散策も楽しめ、建築とアートを堪能するひと時を過ごせる

国際ベルサイユ賞機構による下瀬美術館評

2002年、スイスのムルテンで開催されたExpo.02で、建築家ジャン・ヌーベル氏は、湖の表面に浮かんでいるように見える重さ4,000トンもの仮設モノリスを初めて思いついた。同氏が考え付いたものは、後に坂茂氏によって拡大され、下瀬美術館で、カラーガラスの壁を持つ8つの可動式展示室の形で実現した。

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