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小説・漫画・ドラマのシナリオの真髄・場面。その言語化の能力を引き出す手引き書が発売

IGNITE / 2024年8月19日 18時0分

小説・漫画・ドラマのシナリオの真髄・場面。その言語化の能力を引き出す手引き書が発売

日本文芸社は、秀島迅氏著『プロの小説家が教える クリエイターのための語彙力図鑑 場面設定編』を、8月14日(水)より、全国の書店・オンライン書店などで発売した。

小説・漫画・ドラマのシナリオの真髄である「場面」。同書は、現役クリエイター・作家研究家として多くの書籍を手掛ける著者のヒットシリーズの第7弾だ。

登場人物がどこにいるかで物語の印象は大きく変わる

小説はもちろん、映画やドラマも、ストーリーがはじまった瞬間から場面設定のなかで物語が始動する。

場面設定とは、物語を徹頭徹尾支える屋台骨と捉え直すことができるのだ。

しかし、重要だからこそ、そのシーンを描写するために、「どのシーンにしよう」「見える景色をどう文章で表現すればいいのかわからない」などと自身の創作活動で悩む人もいるのではないだろうか。

登場人物が「どこにいるのか」。今どこに誰といて、どういうシチュエーションなのか、立地・季節・時間帯も非常に重要だ。そして物語の見せ場は、「場所」ごとの役割や機能するものが明確になると、展開を牽けんする力強さが増していく。

そのために同書では、「自然環境」「現実世界」「ファンタジー」のテーマごとに、各場面の中で「見えるもの」「聞こえるもの」「におい・香り」など、間接的な余韻を文章や行間にもたらす「感覚で捉えうる特徴」を整理して解説する。

小説・マンガ・脚本などの創作者の場面言語化の能力を十分に引き出す内容となっている。

作家・漫画家・脚本家などを目指す人に最適な内容

それでは、『プロの小説家が教える クリエイターのための語彙力図鑑 場面設定編』のポイントを紹介しよう。

先ず、PROLOGUEでは、著者が考える基礎となる重要な考えを解説。そして、各章では、おおむね身近に存在する「自然環境」、普段の暮らしで何げなく見過ごしがちな場所や施設を多く含む「現実世界」、中世ヨーロッパなどを中心とした「ファンタジー」の題材から、厳選して場面を紹介する。

各場面の「見えるもの」「聞こえるもの」「におい・香り」「その他」など、わかりやすく五感要素を整理。

ページ構成としては、右頁には、ピックアップした個別の場面に関する具体的な扱い方や設定のポイント、注意点までも網羅する。

また、各章には、参考になる「コラム」を付け、巻末には、実践的な「書き込み式・場面設定シート」を設け、トレーニングができる仕様にしている。

著者の秀島氏いわく、例えば「学校」というシーン一つを切り取っても、場面のあらゆる設定情報をまとめたファイルブックを一冊作成するつもりで取り組むことが大切さだ。

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