「大阪歴史博物館」で見る日本刀の世界!「-全日本刀匠会50周年記念-日本刀1000年の軌跡」
IGNITE / 2024年12月28日 19時0分
「大阪歴史博物館」では、特別展「-全日本刀匠会50周年記念-日本刀1000年の軌跡」を開催する。
開催期間は、2025年4月4日(金)から5月26日(月)まで。
重要美術品や重要文化財などに指定された古き名刀だけでなく、現代刀匠たちによる新作刀を含め、約1000年にわたり続いてきた日本刀の歴史を体感しよう。
「刀 銘 宮入小左衛門行平」個人蔵
平安時代の頃から製作され続けてきた「日本刀」鎬造り(しのぎづくり)で反り(そり)のある、美しい日本刀の姿が完成したのは平安時代のことと考えられている。
以降現在に至るまで、先の大戦後の一時期を除き、日本刀は約1000年にわたり製作され続けてきた。それは、常にその時代に活躍していた刀匠が存在したからにほかならない。
同展では、国内最大の現代刀匠たちの団体である「全日本刀匠会」が設立されてから50年を迎える節目を記念し、現代へとバトンが受け継がれる日本刀の世界を紹介する。
重要文化財や新作刀など、注目の展示資料ここで、同展で展示される作品の中からいくつか紹介したい。
日本刀草創期を代表する刀工「安綱」の名刀「重要美術品 太刀 銘 安綱(号 天光丸)」は、平安時代後期の刀。
安綱(やすつな)は日本刀草創期を代表する刀工のひとりで、今の鳥取県の一部である伯耆(ほうき)を拠点とした。
同作品は銘ぶりが表すように、素朴で力強い作風で、腰反りの太刀姿に時代の特徴を見せている。
壺井八幡宮蔵
江戸時代中期を代表する大坂の刀工「重要文化財 刀 銘 井上真改/(菊紋)延宝二二年八月日」の井上真改(しんかい)とは、江戸時代中期を代表する大坂の名工。
同作品は「真改」の代表作であり、20数年ぶりの一般公開となる。
個人蔵 / 画像提供:東京文化財研究所
人間国宝が製作した、初公開の包丁「包丁 銘 浪華住刀匠 月山源貞光彫同作(花押)」は、昭和の作品だ。
月山貞光(さだみつ)は大阪生まれの刀匠で、国の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された、二代月山貞一(さだいち)のこと。
先の大戦後、刀剣製作が禁止され多くの刀匠は廃業したが、貞一は作刀できる日が来ると信じ、包丁製作で技術を維持したと書き残している。
同作品は、そんな苦難の時期に貞一が製作した包丁だ。
月山日本刀鍛錬道場蔵
日本刀の歴史の一端を担う、現代の刀匠「刀 銘 宮入小左衛門行平」は、人間国宝に認定された宮入行平(ゆきひら)を父に持つ、宮入小左衛門行平(こざえもんゆきひら)氏の作品だ。
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