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会社員のお小遣い額の実態が明らかに・・・「2015年サラリーマンのお小遣い調査」発表

IGNITE / 2015年7月6日 12時7分

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近年、平均給与額が増加する一方で、物価上昇などの影響もあり実質賃金は減少傾向……隣のご家庭の「お小遣い事情」はどうなっているのだろうか?

株式会社新生銀行が、20代から50代の有職者の男女約2,300名を対象にした「2015年サラリーマンのお小遣い調査」を実施し、その結果を取りまとめた。

消費税率の5%から8%への引き上げでスタートした2014年度。

安倍首相が推し進める経済成長政策(アベノミクス) が2014年度も進展し、日本の株価は引き続き上昇。企業の決算も、輸出比率が高い製造業の大企業を中心に過去最高益を達成するなど好決算となった。

企業決算の好調を反映してか、平成26年の一人あたりの平均月間現金給与総額は、規模5人以上で前年比0.8%増の316,567円と対前年比で4年ぶりの増加となったが、一方で実質賃金は-2.5%となり、賃金は上がっているものの物価などの上昇には追い付いていない状況だ。

2015年度の見通しとしては、連合が5月28日に、2015年春闘の中間集計結果(5月11日時点)を発表し、賃金を底上げするベースアップ(ベア)実施額は、ベアと定期昇給の区別可能な1815組合の平均で2,037円となり、引き上げ率は0.67%で前年同時期(0.49%)を上回る結果となるなど、2015年度もサラリーマンの賃金自体は上昇が見込めるものと考えられるが、実際のお財布事情は果たして……?

「2015年サラリーマンのお小遣い調査」結果の主なポイント

■男性会社員のお小遣い額は37,642円と前年比1,930円減少。1979年の調査開始以来、過去2番目に低い金額(最低額は1982年の34,100円)。

■男性会社員の昼食代は前年比60円増の601円。

■男性会社員の1回の飲み代は4,954円(※)と、自宅で飲む方の2,861円より2,000円以上高い結果に。

■女性会社員のお小遣い額は、前年比2,244円減少し、34,468円。

■消費税の負担を感じる人は、男性会社員で78.2%、女性会社員で84.9%と消費税の8%へのアップ直後の前年より上昇し、過去最高。

お小遣い額は過去2番目に低い金額

男性会社員の毎月のお小遣い額は昨年より1,930円減少し、37,642円と1979年の調査開始以降2番目に低い金額となった(最低額は1982年の34,100円)。

年代別では、20代、30代はほぼ昨年の水準を維持したものの、40代、50代は4,000円以上の減額となり、養育費・教育費などの家計への負担感がお父さんのお小遣いを直撃したものと考えられる。

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