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ツーリングデートの新定番か? 誰もが振り向く3輪バイク「CAN-AM SPYDER」試乗記

IGNITE / 2015年9月4日 5時6分

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今、再び脚光を浴びている3輪バイク。


カナダ生まれのCAN-AM SPYDERを試乗したので、引き続きレポートしていきたいと思う。

どこまでもいけそうなRT

北米で高齢化したライダーの注目の的となっているツーリングタイプのRT。デザインは重厚感にあふれ、まるで恐竜のようだ。


大きなウィンドウスクリーンは電動で上下動が可能、適度な風を受けたければ下の位置を、より大きな風防効果を得たい場合は上げるとよいだろう。

このウィンドウスクリーンの効果は絶大で、下の位置にしていてもジャケットの前面に受ける風はほとんどなく、まるでオープンカーのように巻き込む風が背中に当たるのみ。もちろん、解放感はオープンカーを大きく上回ることは言うまでもない。

着座は自然でステップはシートから真下となる足元にあり、ブレーキペダルは上から踏むタイプだ。ハンドルバーも近くて操作しやすい。

RTの美点は、そのツーリング性能の高さにあるだろう。フロントトランクに加え、リアにはセンター、サイドとさらに3つの収納スペースを確保している。

そして、ゆったりとしたタンデムシートの後ろにあるトランクは背もたれ代わりにも機能し、同乗者も快適にオープンエアーを楽しむことができるのだ。


自立する3輪構造は足が地面に届かなくても安心だ。特に、低速での取り回しで絶対に転ぶことのない安心感は、足腰が弱まったライダーには大きな魅力となる。

それでいて約459kgの車体に1330cc 115馬力エンジン、6速セミオートマチックトランスミッションを組み合わせるのだから、遅いはずがない。簡単に言えば、軽自動車の2/3の車両重量に排気量が倍、3倍速くなると想像してもらえばいいだろう。

低速から盛り上がるトルクフルなエンジンとあいまって、どんな回転数であってもアクセルを捻るだけで風を切って加速していくのだ。

誰が乗ってもカッコイイ F3

日本に先ごろ導入された最新モデルF3は、ウィンドウスクリーンのないネイキッドタイプ。

試乗車は上級モデルのF3SでRTよりも約70kg軽量の約386kgの車体に同じ1330cc 115馬力エンジン、6速セミオートマチックトランスミッションを組み合わせる。

着座はアメリカンタイプでステップは前方向、足を投げ出して乗る。ブレーキペダルはそのため、前へ押しこむタイプ。ハンドルバーはRTよりも遠く、手を伸ばして操作する。

走行感覚は鮮烈だ。RTよりも軽量のため、加速感はより強い。気を許すとあっという間に法定速度を越えてしまいそうになる。風を直接身体に感じて走るのは爽快そのもの。

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