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あの悔しさから1年……、トヨタ悲願のル・マン初制覇なるか!?

IGNITE / 2017年6月10日 10時0分

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1年前のあの日、確かにトヨタは勝利を掴みかけていた。24時間におよぶ戦いは残り数分。あとはチェッカーを受けるだけだった「トヨタ TS050 HYBRID #5号車」は、中嶋一貴選手の「I have NO POWER! I have NO POWER!」という悲痛な叫びとともにスローダウンした……。

そして日本時間の6月17日(土)22:00、85回目を数えるル・マン24時間レースの火蓋が切られる。

昨年はポルシェ、トヨタ、アウディの三つ巴で争われたル・マンの頂点LMP1クラスだが、今年は2010年から5連覇を達成したアウディが残念ながら撤退したため、事実上ポルシェとトヨタの一騎討ちとなる。

ポルシェは2台体制、対するトヨタは3台体制で雪辱を狙う。中でも注目は、昨年と同じトリオとなる中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミの3選手がステアリングを握る「#8号車」だ。

今年のマシンは、改良型のTS050 HYBRID。2.4リッターV6ツインターボにハイブリッドシステムを組み合わせる構成は変わらないものの、エンジンの圧縮比や熱効率の向上などはもちろん、空力やサスペンションジオメトリなどあらゆるコンポーネントを最適化している。

実戦においても、前哨戦となるFIA世界耐久選手権(WEC)シルバーストーン6時間とスパ・フランコルシャン6時間を連勝し、大きな自信を胸にル・マンに臨む。

とはいえ、6時間とル・マンの24時間ではマシンやドライバー、チームに求められるものが全く異なるだけに、レース直前まで入念なテストやセットアップが繰り返される。

前2戦ではトヨタの後塵を拝したポルシェだが、こちらは2015年からル・マン2連覇中。メーカー別の優勝回数でも歴代1位の18回を記録するなど(2位はアウディの13回)、積み重ねてきた経験や実績はトヨタの比ではない。2台の919ハイブリッドは、カーナンバー「#1」と「#2」をそれぞれ背負う。

ル・マン24時間のライブ中継は、トヨタ GAZOO Racingの公式サイト(http://toyotagazooracing.com/jp/wec/)などで配信が予定されている。つい先日は「インディ500」で佐藤琢磨選手が日本人として初の栄冠に輝いただけに、トヨタのル・マン初制覇にいやがおうにも期待が高まる。

(zlatan)

画像元:トヨタ自動車、ポルシェ・ジャパン

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