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面白い! なんて面白いんだ、仮面ライダー鎧武!

インフォシーク / 2014年1月28日 17時30分

本当に面白いぞ、仮面ライダー鎧武!

面白い! なんて面白いんだ、仮面ライダー鎧武!

これは率直な感想なのである。決して東映の手先ではない。

1月26日放映の第15話が、もう何度見ても面白い! もう、息子からDVDデッキのリモコンを奪って見ているのである。

私がそう感じている理由のひとつは、セリフである!

昔、70年代の映画アニメ「キャプテンハーロック(わが青春のアルカディア、だったっけ…)」をレンタルビデオで観たとき(私が観たのは90年代前半でしたから、レンタルはもっぱらVHSビデオなのです)、セリフのほとんどが決めゼリフでビックリしたことがある。それはクドイと言えばクドイのだけど、そこまでいくとなんだか喘ぎたくなるほど気持ちいい。まさに「男」!プラス「青春」! プラス「ハードなセリフ」! = 「松本零士ワールド全開」! な作品であったわけだが、仮面ライダー鎧武も、今、気になるセリフが多発されているのである。

第15話、私が最も気になったセリフは、これだ。

「チッポケな人間の寿命なんて、瞬く間に過ぎていく。その刹那の合間に、どれだけ輝き、どれだけ価値のあるものを残せるのか。肝心なのは、そこだろう?」

もうキュンキュンである。あ、これはハートがキュンキュンという意味です。

このセリフはお笑い芸人・山口智充演じるDJが、仮面ライダー鎧武に発したもの。そんな山口に、仮面ライダー鎧武は鎧武なりの「正義」、つまり自分が望む仮面ライダーとしての力の使い方を説く。すると、山口は微笑み、こう言うのだ。

「オマエは刹那の人生で、輝こうとしてるってことだな」

もうキュンキュンキュンキュン! である!

刹那。確かにそのとおり。きっと人生なんぞ、あっという間に終わってしまう。死ぬ前にきっと、「あっという間だったなぁ…」と思うに決まっているのである。それは今、41歳にして、ひしひしと感じているところである。

その中で、どう生きるか。どうエキサイティングを自ら創るか。これが41歳になった今の私の、もっぱらのテーマなのである!

もうひとつ、気になったセリフがある。

「汚れ仕事も平気でこなせるようになってからが、一人前の大人ってもんだ」

これは悪役の波岡一喜が仮面ライダー鎧武に発したセリフだ。

私は10~20代の頃、自由に他人とは違う生き方を生きてみたいもんだ、と、もがいていた。しかし、ほとんどが形にならなかった。30代になり、世の中の仕事は9割が汚れ仕事、と割り切って考えるようになり、かなり真面目になった。家族が出来たから…という面も大きい。

しかし、9割が汚れ仕事…本当にそうだったのだろうか。と、今思う。40代の私の新たな実感である。

いや、波岡一喜の言うセリフは、イチイチ間違っていない。汚れ仕事は経験しておいた方がいい。特に私のような凡人にとっては、確かにそうだったのである。人生の幹が太くなる。

それを踏まえて、あえて、あえて、である。

人生は一回きり。その大半を費やす仕事が、果たして自分にとっての汚れ仕事でいいのか。それが正解なのか。この場合の汚れ仕事とは、決して仕事内容や職種を指してはいない。自分にとっての汚れ仕事である。

あの頃の私は、最終的には、覚悟をしていなかっただけのように思えるのだ。

私の所感など、誰も求めていないと思う。が、そんなことは気にせず、あえて書く。私は、40歳を過ぎて、あぁ、ようやく俺の人生はスタートラインに立てそうだぞぉ…! と、つくづく思うのだ。

人生は刹那である。どうせ刹那である。ということは、まだまだ、いつだって、輝けるということだ。まだ間に合う。いつだって間に合う。誰だって、まだ大丈夫。

どうせ刹那。刹那、悪くない。

【バックナンバー】仮面ライダー徒然草はこちら

ガッケンター
1973年1月生まれ。芸術家。ライター。MC。芸術活動のかたわら、仲間と協力してゆるゆる映画応援サイト「ガッケンターサイト」の運営や、映画監督や俳優もゲスト出演する「ガッケンターTV」(インターネット)の製作、映画の宣伝などをしている。

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