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【東京五輪 29日の見どころ】マスターズ覇者・松山英樹が出陣。錦織圭、試練の6連戦。「大魔王」伊藤美誠が女王の座にリーチ

インフォシーク / 2021年7月28日 18時0分

【東京五輪 29日の見どころ】マスターズ覇者・松山英樹が出陣。錦織圭、試練の6連戦。「大魔王」伊藤美誠が女王の座にリーチ]

【ゴルフ男子】
前回のリオで112年ぶりに復活したゴルフ競技の男子がスタートする。日本からは今年のマスターズ覇者・松山英樹と日本ツアー賞金ランク1位の星野陸也が出場する。今大会では世界ランク1位と6位の選手がコロナ感染により欠場したが、松山も7月に入って感染が判明し療養、この五輪が復帰戦となる。コロナのダメージとブランクの影響は小さくないだろうが、会場となる霞ヶ関カンツリー倶楽部で過去2勝と松山にとって相性のよいコース。地の利を考えると日本勢初の金メダルも夢ではない。

【競泳】
瀬戸大也、入江陵介らメダル候補が次々で予選で破れるという負の連鎖が続く日本男子競泳陣。28日の200メートルバタフライで本多灯が銀メダルを獲得し、流れが変わるかと思われたが、またしても200m平泳ぎで金メダルメダル候補だった佐藤翔馬が準決勝で姿を消した。 代わって同種目で決勝に進出したのが初出場の武良竜也。昨年3月末に所属先との契約が終了し、50社以上に売り込みをかけるもコロナ禍の影響もあり所属先が見つからず練習できない時期もあった。今は水泳ができる環境に感謝しているという苦労人が、決勝で輝くことができるか。
また、男子200メートル背泳ぎ準決勝に入江陵介と砂間敬太、男子200メートル個人メドレー準決勝に萩野公介と瀬戸大也が出場する。今度こそ決勝進出し負のスパイラルから脱出して欲しい。

【ボート】
台風8号の影響で日程が変更になった男子シングルスカル準決勝に、荒川龍太が出場する。同種目で日本人男子選手が出場するのは25年ぶり。これまで日本のボート競技は過去に6位入賞が最高成績。悲願のメダルをかけて、決勝進出を目指す。

【テニス】
シングルス・ダブルスにエントリーしている錦織圭は、28日にダブルヘッダーに挑んだ。午前11時からのシングルス3回戦は世界ランク66位相手にストレート勝ちで準々決勝進出を決めた。そして17時からのダブルス準々決勝では第1シードのメクティッチ、パビッチ組と対戦、ウィンブルドン覇者コンビニストレート負けを喫し準決勝進出はならなかった。
ここまで5日連続6試合、6日連続となる29日はシングルスの準々決勝で第1シードのジョコビッチと対戦する。炎天下の連戦でミスが目立ち疲労は明らか。ジョコビッチにはここまで15連敗中だが、対戦相手よりも疲労との戦いになるかもしれない。

【卓球】
男女4人が出場したシングルスは伊藤美誠のみが勝ち残り、日本女子シングルス初のメダルをかけて準決勝にのぞむ。現在世界ランキング2位、当然の金メダル候補だ。
彼女の武器は中国選手にも真似できないと自負する技術と精神力だ。“美誠パンチ”と呼ばれる強烈スマッシュや変幻自在のサーブを筆頭に300以上と言われる多彩な技に加えて誰も予想しないようなトリッキーなプレーと、それを成功させる強いメンタル。中国人からは恐れと尊敬を込めて「大魔王」や「美魔王」の異名で呼ばれている。準決勝で対戦するのは伊藤と同い年の孫穎莎。16歳でワールドツアー初出場・初優勝という衝撃デビュー後、19年の世界選手権では女子シングルスと混合ダブルスで金メダルを獲得。卓球ワールドカップでは5連覇を達成した天才少女だ。同世代のライバルを倒して、メダル獲得を目指す。

【柔道】
日本男子柔道監督の井上康生が00年シドニーで制して以来、金メダルのない男子100キロ級。その井上の東海大の後輩、ウルフ・アロンが出場する。
ウルフは持ち前の腕力と豊富なスタミナを生かしたパワフルな柔道で得意技は内股、大内刈。17年の世界選手権で金メダル、また19年には体重無差別で行われる全日本選手権で優勝している。
19年の年末に右膝を手術し1年以上休養したが復帰戦となる今年4月のグランドスラムでは2位だったものの、直後のアジア・オセアニア選手権で優勝と仕上がりは悪くない。
父は米国人で母が日本人のハーフだが、日本生まれの日本育ち。英語は全く話せないらしい。明るいキャラクターでバラエティ番組にも多数出演、またYoutubeのチャンネルも持っているYouTuberが同階級男子21年ぶりの金メダル獲得なるか。

女子78キロ級は「寝技のハマちゃん」こと浜田尚里が出場する。その名の通り抑え込み、関節技、絞め技といった寝業を得意としており、ロシアの格闘技・サンボの世界選手権で優勝経験もある。17年には4つの国際大会で15戦全てを寝技で一本勝ちで優勝を飾ると、18年の世界選手権でも優勝し世界一の座につき、「寝業の女王」の名をほしいままにしている。
20代後半から頭角を現し、世界選手権に初めて選ばれたのは27歳と遅咲きの選手が、得意の寝業を武器に大舞台で大輪の花を咲かせるか。

【バスケットボール男子】
第1戦でリオ銅メダルで世界ランク2位のスペインに77-88で破れた男子バスケの第2戦目は、世界ランク16位スロベニア。ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチを擁するスロベニアは、初戦でドンチッチが48点を奪う活躍もあり、世界ランク4位のアルゼンチンを118-100で破っている。とはいえ42位の日本にとって全てのチームが格上、それぞれの順位はあまり関係ないのかもしれない。
スペインとの初戦で前半終了間際に日本が八村の3ポイントで同点に追いついたところでスペインがタイムアウト。直後に猛攻をかけられ20点差と一気に突き放された。それでも後半に入って11点差まで詰め寄った。スペイン戦で両チーム最多タイ20得点の八村を軸に、歴史的1勝に挑む。

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