【パリ五輪 5/6日の見どころ】目標は全階級制覇!女子レスリングがスタート。男子バレーは強敵・イタリアと対戦
インフォシーク / 2024年8月5日 9時0分
卓球
5日 17:00~女子団体1回戦
日本vsポーランド
5日 22:00~男子団体1回戦
オーストラリアvs日本
女子シングルスで早田ひなが東京五輪の伊藤美誠に続く2大会連続となる銅メダルを獲得。個人戦が終わり、団体戦がスタートする。
男子メンバーが張本智和・戸上隼輔・篠塚大登。女子が早田ひな・平野美宇・張本美和となっている。
東京で銀メダルの女子は第2シード。初戦の相手はポーランドとする。第4シードの男子は初戦でオーストラリアと。
世界ランキングで長らく2位の座をキープしている日本は、2月の世界卓球でも5大会連続の銀メダル。今度こそ打倒中国を果たしたいところ。その中国は第1シードのため、日本とは決勝までは当たらない。
気になるのは早田ひなの負傷。準々決勝時に左腕を痛め、準決勝では3位決定戦の直前まで「1人でお風呂も入れない、何も左手が使えない」状態だったというがあらゆる手を尽くした治療と痛み止めでなんとか乗り切り、銅メダルを獲得した。
本人は「メダルに向けて、自分はどうなってもいいと思っている」と団体戦出場に向けて強い意欲を持っているが、状況次第ではリザーブの木原美悠の起用もあり得る。渡辺武弘監督の決断やいかに。
参考記事
・ 平野美宇と張本智和、敗れた準々決勝に成長を実感 団体戦に期待…石川佳純さん特別コラム「エースの思い」|スポーツ報知
・ 卓球女子監督は元営業マン ここぞの一言で金導く 選手でも実績十分 パリ五輪きょうから団体戦|スポーツ報知
・ 【卓球】銅メダルの早田ひな リザーブの木原美悠に感謝「心中は痛いほどわかっている」|東スポWEB
スポーツクライミング
5日 17:00~男子複合準決勝ボルダー
東京五輪から正式競技として採用されたスポーツクライミング。東京ではボルダリング、リード、スピードの3種目の複合で争われたが、パリからはスピードとボルダー&リードの2種目に変更された。日本勢は安楽宙斗、楢崎智亜、森秋彩、野中生萌の男女各2選手がボルダー&リードのに出場、スピードには出場しない。
本日よりスタートする男子複合に出場する17歳の安楽宙斗は、身長より12cmも長い180cmという長い腕のリーチを生かし、シニアデビューとなる2023年にいきなりワールドカップ初優勝。日本人初となるボルダーとリードの2種目で年間王者にも輝いた。登る時に力を入れすぎないように、舌を出して歯で噛まないようにする独特のスタイルにも注目だ。
このパリでも金メダルの最有力候補、また楢崎智亜も東京五輪で4位の実力者、ダブルでメダルの可能性は十分にある。
参考記事
・ 【クライミング】舌を出して登る“脱力クライマー”安楽宙斗が金メダルへ|日テレNEWS NNN
・ 【イザ!パリ五輪】スポーツクライミング 17歳の年間王者・安楽宙斗金獲りへ!「ボルダー」「リード」「スピード」どう違う? ルール解説|iza(イザ!)
・ 東京五輪銅・野口啓代さんが語る五輪初戦の難しさ「雰囲気に緊張して2日間寝られなかった」|東スポWEB
体操
5日 18:45~男子種目別平行棒決勝
5日 19:38~女子種目別平均台決勝
5日 20:33~男子種目別鉄棒決勝
5日 21:23~女子種目別ゆか決勝
東京では橋本大輝が37年ぶりとなる金メダルを決めた鉄棒には、個人総合と団体総合2冠の岡慎之助が杉野正尭とともに出場する。岡は谷川航と、平行棒にも出場、3冠の期待がかかる。
参考記事
・ パリで“体操の王様”に──岡慎之助選手、ナゼ強い? ジュニア時代のあだ名は「チン」…恩師が明かす秘話【#みんなのギモン】|日テレNEWS NNN
・ 種目別鉄棒で日本勢V2の期待 五輪第11日見どころ|共同通信
・ 杉野正尭があん馬6位、ノーミス演技に「よっしゃー」…5日の鉄棒は「金メダル目指す」|読売新聞
バレーボール
5日 20:00~男子準々決勝
イタリアvs日本
1次リーグを1勝2敗の4ポイントとし3位で予選通過を決めた日本。準々決勝進出の相手は世界ランキング2位のイタリア。イタリアは1次リーグを3連勝の9ポイントで1位突破している。
22年の世界王者で、リオ五輪銀以来のメダルを狙うイタリアはオリンピック開幕時点ではランキング4位だったが、1次リーグで1位のポーランドに勝利し2位にランキングを上げた。一方1勝2敗の日本は開幕前の2位から6位にランキングを落としている。
イタリアと日本は五輪前のネーションズリーグ予選ラウンドで対戦、日本が1-3で敗れている。
金メダルを狙ってパリに乗り込んできた日本だが、予選はエース石川祐希が不調。アメリカ戦では攻守で機能せず、試合途中でベンチに下げられた。「(感覚は)戻ってきている」と石川、エースの復調で48年ぶりのベスト4、52年ぶりの金メダルへと進めるか。
参考記事
・ バレー男子5日20時から4強入りかけイタリア戦 主将・石川祐希、感覚は「戻ってきている」…パリ五輪|スポーツ報知
・ 【バレーボール】〝最強〟イタリアと8強激突で悲観ムード「奇跡が起きない限り勝つのは難しい」|東スポWEB
・ 【男子バレー】準々決勝の組み合わせ決定!予選3位通過の日本は3連勝突破のイタリアと激突 直近ではNLで1-3で敗れる|日テレNEWS NNN
レスリング
5日 22:00~男子グレコローマンスタイル60キロ級1回戦
5日 22:42~女子68キロ級1回戦
“日本のお家芸”柔道は全日程が終了、変わって格闘技界もうひとつの“日本のお家芸”といえるレスリングスタートする。 初日は男子グレコローマン60キロ級に東京五輪銀の文田健一郎、女子68キロ級に尾崎野乃香が登場、両者ともに金メダルを狙う。
今まで以上に人材が充実している日本レスリング。特に女子は東京で金4個。最年長が須崎優衣の25歳で、平均年齢は22歳。勢いに乗れば、全階級制覇も夢ではない。
男子は前回の東京五輪で男子フリー65キロ級の乙黒拓斗が金メダルを獲得したが、その乙黒は今回の代表である清岡幸大郎に敗れ、代表の座を逃した。女子も五輪2連覇の金城(旧姓川井)梨紗子が出られないなど、出場13人中10人が初出場と、世代交代が一気に進んだ。
個人戦ではあるが初出場の選手が多いと「勢い」「流れ」「雰囲気」作りは重要な要素となる。そのためにも先陣を切る文田と尾崎の役割は大きい。尾崎は22年に62キロ級、23年に65キロ級で2年連続の世界女王に輝いた。62キロ級では代表を逃し、一度はパリへの道が閉ざされるも68キロ級でプレーオフの末に残り10秒の大逆転で勝利、全階級で最後となる代表の座をつかんだ。逆境に強い女・尾崎が日本女子レスリングの先陣となる金メダル獲得を目指す。
男子グレコ60キロ級の文田は世界王者に2度輝き、五輪後の世界選手権でも22年銅、昨年銀と世界トップレベルの力を維持している。東京五輪の決勝で敗れた直後はかなりの喪失感におそわれ「金と銀の差」を痛感したというが、それがモチベーションにもなった。また、家庭を持ち子宝にも恵まれたことで意識も変わった。「パリで(金メダルを)獲った人生に変わることを期待」しているという文田が人生を変えることができるか。
参考記事
・ 【レスリング】富山英明会長 五輪メダルラッシュに期待「文田とか尾崎が勝てば、一気に乗っていく」|東スポWEB
・ レスリング・文田健一郎が痛感した、五輪で金を獲る人生と銀の人生。「変わらなかった人生」に誓う雪辱|REAL SPORTS
・ 女子レスリング、全6階級制覇を 5日に競技開始|共同通信
アーティスティックスイミング
6日 2:30~チームテクニカルルーティン
東京大会ではチーム・デュエットともに4位だったアーティスティックスイミング日本代表「マーメイドジャパン」。リオ五輪でチーム・デュエットともに銅メダルのメンバーで、世界水泳で2年連続2冠のエース・乾友紀子は引退したが、チームでもテクニカルルーティンで銅、フリールーティンでは2年連続の銀メダル。2大会ぶりのメダルの可能性は十分だ。
参考記事
・ AS代表、パリへ出発 「メダルへ全力で向かう」|共同通信
外部リンク
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