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今作規模なら“合計2億本”は確定!?「ニンテンドースイッチ2」の成功に欠かせない、ユーザーが待望する任天堂タイトル6選

インサイド / 2025年1月17日 19時0分

2017年に発売された「ニンテンドースイッチ」は、今年の3月に8周年を迎えます。今も変わらぬ人気ぶりを誇っていますが、ゲーム業界の最前線を長く走り続けた名機も、そろそろ世代交代を迎える時期です。


昨年の5月、任天堂の代表取締役社長・古川俊太郎氏が「スイッチの後継機種に関するアナウンスを今期中に行う」と告知しました。その続報を多くの人が待ち望んでいましたが、2025年1月16日に「Nintendo Switch 2(ニンテンドースイッチ2)」が発表され、2025年内の発売が決定しました。


性能や価格など、現時点ではまだ分からないことばかりですが、それだけに想像と期待は膨らむもの。特に、現行のスイッチで大成功を収めたシリーズ作の続編は、多くの人が待ち望んでいることでしょう。


そこで今回は、スイッチ2に来れば間違いなく大きな注目を集めるであろう任天堂作品の独自予想をお届けします。スイッチ2で出たら活躍間違いなしのラインナップ、どうぞご覧ください。


■2Dマリオの最新作に続け! 探索心をくすぐる『3Dマリオ』の新展開


任天堂の顔といえば、「マリオ」シリーズを思い出す人も多いことでしょう。ファミコンブームの立役者となった『スーパーマリオブラザーズ』をはじめ、多くのマリオ作品が任天堂のゲーム機を盛り上げ、話題の的となりました。


近年では、2Dマリオの完全新作『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』のヒットも記憶に新しいところ。一方で、いわゆる3Dマリオは近年動きがありません。2021年に『スーパーマリオ 3Dワールド+フューリーワールド』が出たものの、Wii U版に追加要素を加えたものなので、完全新作を望むファンは首を長くして待っている状況です。


そのため、3Dマリオの新作を待つファンとしては、スイッチ2に合わせてのリリースに期待を寄せています。現行機のスイッチの発売年である2017年に『スーパーマリオ オデッセイ』が発売された実績もあるため、望みは十分あると思われます。


ちなみに『スーパーマリオ オデッセイ』の販売実績は2,850万本。これだけのヒット作が出ているシリーズなので、このまま沈黙が続くことはないでしょう。スイッチ2でどんな3Dマリオが見られるのか、想像が膨らむばかりです。





■最も可能性が高めか? 『マリオカート9』


「マリオ」関連の作品は、アクションだけでなくRPGにパズル、パーティゲームと多種多彩。しかしその中でも、「マリオカート」シリーズは別格の人気と支持を集めています。


比較的最近の「マリオカート」作品を振り返ってみると、ニンテンドーDSソフト『マリオカートDS』は2,360万本、3DS向けの『マリオカート7』は1,899万本と、いずれも1,000万本を大きく上回っています。


また、新たなユーザー層を掘り起こしたWiiでは、『マリオカートWii』が登場し、こちらも大きな人気を得ました。その販売実績は、さらに伸びて3,738万本。これほどの販売本数は、なかなか出る数字ではありません。


ただし、Wii Uソフト『マリオカート8』は大きく数字を落とし、846万本止まりでした。これは、ゲーム自体に致命的な問題があったわけではなく、Wii U自体の販売台数が1,356万台と低迷したため。ハード台数の50%を超える本数を売り上げている点は、むしろ流石と言うべきでしょう、


そして、スイッチ向けにも「マリオカート」シリーズは登場しており、『マリオカート8 デラックス』が2017年に発売されました。こちらの販売実績は、圧巻の6,427万本。「マリオカート」シリーズの歴代1位はもちろんのこと、スイッチソフトの全タイトルと比較しても一番売れている作品です。


シリーズの安定した人気は言うまでもありません。そして前作は、完全新作ではなくWii U版のパワーアップ版なのに、6,427万本もの販売数を記録しており、スイッチ2の勢いを後押しするキラータイトルとして十二分の素質を秘めています。これだけ魅力的なタイトルを見逃す手はないでしょう。


スイッチ2の予告映像でも、おそらく新作と思われる『マリオカート』の映像が含まれていました。単なるデモ映像の可能性も0ではないものの、スイッチ2に『マリオカート』の新作が来る可能性は高めと見ても良さそうです。





■スイッチ2でも、塗って倒してまた塗りたい!『スプラトゥーン4』を切望


対戦型のTPSやFPSが大きなブームとなり、世界的な人気を獲得しました。そして、先駆者たちがシェアを広げると、同系列の後続作品はその壁に阻まれ、ライバルになれずに消えていったものも少なくありません。


そうした群雄割拠の時代に現れた『スプラトゥーン』は、相手を倒すのが最重要ではなく、陣地に塗った色の面積で勝敗が決まる「ナワバリバトル」を導入し、TPSに新たなゲーム性を加えました。


ルールが斬新だったのも無論ですが、初心者でも陣地を塗ることで勝利に貢献できるため、間口が広く遊びやすいのも大きなポイントです。そのとっつきやすさや、独特かつ愛らしいデザインもキャッチーで、TPS未経験者も取り込んだ『スプラトゥーン』はたちまち人気作へと登り詰めました。


その後、スイッチ向けにシリーズ展開を行い、最新作の『スプラトゥーン3』は1,196万本を突破(2024年3月末時点)。後続のTPS作品ながら、先駆者たちの活躍に埋もれることなく、独自の地位を見事に確立します。


他のシリーズと比べると販売実績はやや控えめですが、1,000万本超えは大ヒットレベルです。周囲が凄すぎるだけなので、『スプラトゥーン』シリーズの参戦も心強い援軍となるはず。スイッチ2に『スプラトゥーン4』が来るのか、楽しみにお待ちください。


■来るのか来ないのか、桜井氏動向次第?『スマブラ』シリーズ


任天堂の対戦系ゲームといえば、『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズを外すわけにいきません。一般的な2D対戦アクションと異なり、多人数の乱闘なので予想外になることが多く、腕前に多少の差があってもワイワイと楽しめます。


また勝利条件もユニークで、「相手の体力をゼロにする」といったポピュラーなものではなく、「相手を画面外にふっ飛ばす」だけ。ダメージが蓄積した相手を強烈な一撃でふっ飛ばす快感は、最も気持ちいい瞬間です。


『大乱闘スマッシュブラザーズ』もシリーズ展開が長く続いていますが、過去作のファイターを全員参戦させた『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』がスイッチ向けに登場しました。販売実績も3,514万本と、スイッチ史上でもベスト3に入る躍進ぶり。新作を待ち焦がれている人も多いことでしょう。


ただし、今回挙げたタイトルの中で最も読みづらいのが、この『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズです。『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』はファンが望むことを次々と叶え、DLCでは『キングダム ハーツ』の「ソラ」も参戦。シリーズの集大成ともいえる作品に仕上がっており、これで区切りと言われても納得してしまう出来映えなのです。


なお、本シリーズの中心人物である桜井政博氏は、新作ゲームの企画などに携わったことを自身のYouTubeチャンネルで明かしています。これが『スマブラ』の新作なのか、全く異なるゲームなのか。今後の桜井氏の動向に関心が集まることでしょう。





■無人島の次はどうなるの?『どうぶつの森』最新作も気になる


明確なゲームのクリアやエンディングなどがなく、自分のペースで村での暮らしを楽しめる『どうぶつの森』シリーズ。今ではスローライフ系ゲームの代表的な作品のひとつとなりましたが、NINTENDO64向けに登場した1作目の注目度はそこまで高いものではありませんでした。


1作目が発売された2001年頃は『どうぶつの森』のようなゲームはほとんどなく、ユニークだけど楽しみ方が想像しにくい人も少なからずいました。一方で、個性的な内容や可愛らしいデザインに惹かれる人もおり、実際に遊んだユーザーからの口コミも広まると、徐々に人気も高まっていきます。


その後も着実にユーザーを虜とし、シリーズを重ねるごとに存在感を現していった『どうぶつの森』シリーズは、『おいでよ どうぶつの森』で1,175万本、『とびだせ どうぶつの森』は1,306万本と、大ヒット作の仲間入りを果たしました。


そして、無人島を舞台に自由自在なクラフトが楽しめる『あつまれ どうぶつの森』では、4,645万本を突破。スイッチ史上、『マリオカート8 デラックス』に次ぐ販売実績を打ち立てました。


発売直後はもちろんのこと、巣ごもりが推奨されていた頃にも『あつまれ どうぶつの森』目当てでスイッチを買う人が続出したほど。シリーズの最新作が出れば、その求心力の高さがスイッチ2の大きな武器になることでしょう。


■『知恵のかりもの』も良かったけど、3Dゼルダの大作も遊びたい!


アクションアドベンチャーの名シリーズとして、ファミコン時代(1作目はディスクシステム)から今日に至るまで、長く愛され続けている『ゼルダの伝説』シリーズ。思い出深いタイトルはユーザーそれぞれで異なりますが、特に近年の活躍は目覚ましいものがあります。


昨年の9月26日に発売された『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』は、9月末の時点で258万本と、好調なスタートダッシュを決めました。高さの概念もあるものの、見下ろし型の視点で楽しめる2Dゼルダ系の最新作として、期待に応える仕上がりで多くのファンを満足させます。


2Dゼルダの作品は昨年出たばかりなので、スイッチ2に向けた展開はまだ先になることでしょう。だからこそファンの多くは、3Dゼルダの新作を期待し、待ち侘びています。


3Dゼルダは大作になることが多く、特にスイッチ向けに登場した完全新作は、かつてないボリュームと没入感を提供しました。スイッチ本体と同時に発売された『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は、心に刺さるグラフィックや探索心を満たす広大な冒険でユーザーを引き付け、3,229万本もの記録を打ち立てます。


また、『ブレス オブ ザ ワイルド』の続編となる『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』も、同様にスイッチで活躍。新たにクラフト要素を加え、前作とは一味違うプレイ感が実に刺激的でした。その結果、こちらも2,104万本と大ヒット。2本連続で世界的なヒットを遂げた3Dゼルダだからこそ、ユーザーの期待と関心が集まるのは間違いありません。




いずれも人気が高く、スイッチ向けに大ヒットしたものばかり。こうしたシリーズの最新作がスイッチ2にリリースされれば、ゲーム機としての成功に大きく近づくことでしょう。


今回取り上げた各シリーズの最新作がスイッチ2に出て、今作と同程度の売り上げになると仮定した場合、『スーパーマリオ オデッセイ』『マリオカート8 デラックス』『スプラトゥーン3』『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』『あつまれ どうぶつの森』『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』を合算させた“2億736万本”もの販売実績になります。


名シリーズの最新作が次々に出るかどうかは分かりませんが、6タイトルで2億本ものポテンシャルを秘めているのは確か。しかも、全て任天堂のゲーム機でしか遊べないものばかりです。


またこのほかにも、『ポケットモンスター』シリーズをはじめ、スイッチ2に登場するであろう強力なラインナップはまだまだ控えています。実際にどうなるかは蓋を開けてみるまで分かりませんが、スイッチ2は今最も期待が高まっているゲーム機と言えるでしょう。


※記載があるもの以外の販売実績は、2024年9月末時点のものです。


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