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都内に残る唯一の都電。「都電荒川線」乗ってみる

ITライフハック / 2015年11月1日 17時0分

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都電荒川線は、荒川区にある「三ノ輪橋停留場」から新宿区の「早稲田停留所」までの12.2キロ、約1時間を走る路面電車です。

ご存じの方もいるかと思いますが、都電はかつて、東京都内を縦横無尽に走っていました。しかし路面電車という性質上、道路に車とともに走ることになるため、経済成長に伴って増加した車との間に交通渋滞を引き起こしたため、次第に路線は縮小。1960年代には次々と都電はその役目を終え、1972年にはこの荒川線を残すのみとなりました。

ではなぜ荒川線だけは残ったのかというと、専用の軌道を走っている区間が長かったこと、沿線住民の要望が強かったことなどが挙げられますが、いずれにしても現代まで残っているのは、貴重というほかにはないでしょう。
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ところで気づいた方もいるでしょうか。普通電車の場合は「駅」といいますが、路面電車の場合は駅ではなく「停留場」というのが正しい呼び方です。時々混同している記事を見かけますが、停留場が正解です。これは「軌道法」という法律に基づいて運営されるものだからです(鉄道の場合は「鐵度事業法」が根拠)。

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都電の車庫がある荒川車庫

荒川線を楽しみたいなら、「都電一日乗車券」がオススメ。大人400円、子供200円で一日中乗り降りができます。きっぷタイプのものと、PASMOなどのIC乗車券へ設定できるものの2種類があります。このほかにも都営地下鉄と、都営バス、日暮里・舎人ライナーにも乗車できる一日乗車券「都営まるごときっぷ」が、大人700円・小児350円で発売されているので、利用してもよいでしょう。

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荒川車庫に隣接して「都電おもいで広場」が設けられており、過去の車両が静態保存されています

なお荒川線では都電の車両を丸ごと借りることができるのを知っていますか? 貸し切りにできる日と時間が決まっていますが、一般料金で1万3,820円で借りることができます。意外と安いので利用する人も多いようです。もちろん車両の形式(7000形、8500形、8800形、9000形の4タイプ)の指定も可能です。乗車している間の飲食は禁止されていますが、仲間で都電を貸し切って乗ってみるのもよいのではないでしょうか。詳しくは東京都交通局のページにありますので、参考にしてみて下さい。

荒川線で下町情緒をたどる旅に出てみませんか。
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終点の三ノ輪橋にて

■都電荒川線

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