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個別メールの処理も便利になったGoogleの新メールアプリ「Inbox」【デジ通】

ITライフハック / 2014年11月5日 13時0分

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昨日「自動的にカテゴリ分けしてくれメール処理が劇的に楽になったGoogleの「Inbox」」で紹介した「Inbox」は、記事にあったようにメールが自動的にカテゴリー分けされるようになった。ほかにも個別のメール処理も、これまで以上により便利にできるようになっている。

例えば一般的なメールクライアントの場合、メールを読んだか読んでないかの未読・既読といった機能があり、現行のGmailならスターのような重要なメールを目立たせる機能がある。Inboxの場合は、Gmailのスターに該当するようなピン設定に加え、「保留」といったメールの処理手段が増えている。

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Inboxに届いた未読メールは一般的なメールクライアントと同様に、題名が太文字で表示され、開くと太文字が解除され、未読か既読かの判断が、一瞬でできるようになっている。さらに、そのメールを読んだ後どうするかといった処理手段が追加されている。具体的には「単に既読にしておく」、処理が終了していれば「チェックしておく」、後で処理する必要がある重要なメールとして「ピン留めしておく」、とりあえず「この作業を保留する」といった設定が行える。

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それぞれの設定はメールを開いた状態でもできるし、一覧表示画面でもチェックと保留(Snooze)の設定は可能だ。そしてピン留めはメールを開いた状態で設定する必要がある。メール処理時、SNSの更新情報のような中身を読まなくてもだいたい内容がわかってしまうメールも多い。こんなメールは時間がないときにいちいち開いて処理するのは面倒だ。いっそタイトルだけ見て決めた処理をしたい時もある。そのような場合、SNS関連だけが集まるカテゴリのSocialで表示されるタイトル一覧を見て、すべてのメールを一括チェックするようなことができる。これって地味に便利でしょ。

Gmailの場合、未読がいくつもたまって行き、「is:unread」コマンドで未読を検索し、一括選択して「既読」にするという手順を踏まないと、いつまでも未読数が減らないということが起きた。このような未読件数をすべて表示するという概念はInboxではなくすようで、未読件数はカテゴリーごとの直近の新着メールの数だけが表示されるようになった。未読が残って頭がもやもやするということがなくなった分、筆者的には非常にありがたい。

意外に便利なのが、後でメールを処理する際に使える保留こと「Snooze」機能。通勤中にPromosにまとめられたネットショップのセール情報メールの中に、気になるメールがあれば、Snoozeを設定して、忘れないように夕方もう一度確認するといったことができる。何らかのイベントの通知メールの場合は忘れないようにするために、イベントの開催日時に合わせてSnooze設定することも可能だ。

重要なメールの場合はピン留めができるが、ピン留めされたメールはメール一覧で、それだけを表示することができる。

とまあ便利なことこの上ないように思えるInboxであるが、まだ招待制で誰でも使えるわけではなく、実は日本語環境では不都合もあったりする。そして何より、従来と異なるUIなため、使い初めは大いに戸惑うだろう。ただ、ある程度このアプリのコンセプトが理解できるまで使い込めば、メールを処理させるのに便利なアプリであることがわかってくると思う。メールはネット利用するだけでなく、コミュニケーション手段として欠かせないものになっている。そのメールの管理を劇的に楽にしてくれるInbox、正式版の登場を心待ちにしたい。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

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