ファミリーマート、デジタルサイネージで「朝食喫食向上」の啓発動画放映 大阪府と協力

　ファミリーマート（東京都港区）は大阪府と大塚製薬と協力し、4月2日から「朝食喫食向上」の啓発動画を大阪府内の店舗に設置したデジタルサイネージ「FamilyMartVision」で放映する。地域の生活インフラとして食育を通し、地域社会の創出に取り組む。

　現在大阪府は、生涯を通じて府民ひとりひとりが朝食を食べ、野菜や果物を多く摂取するなど健康的な食習慣を身につける食育を進め、府民の食生活の改善を目指した「朝食喫食向上」の啓発を行っている。

　ファミリーマートは、2020年から大画面のデジタルサイネージ「FamiyMartVision」を設置し、商品・サービスの広告やエンタメ情報、アート、ニュースなど、さまざまな映像コンテンツを配信している。

　今回は大阪府内の約900店舗内にあるデジタルサイネージを利用し、より多くの府民に「朝食喫食向上」をうながすため、ファミリーマート、大阪府、大塚製薬3社で啓発動画を制作し、15秒動画による呼びかけを実施するという。期間は4月15日までで、期間中は1時間に6回、15秒程度の動画を放映する。

　また大阪府内の全店舗に啓発ポスターも設置し、デジタルサイネージが設置されていない店舗でも啓発ポスターの設置を行うことで注意喚起に取り組む。

●4月中旬から大塚製薬の食育アプリで学ぶ機会も

　ファミリーマートでは他にも、店舗近隣の子どもたちや保護者を対象に、イートインのスペースを活用して参加者が一緒に食事をして、コミュニケーションを図ることで地域交流の活性化を応援する「ファミマこども食堂」を開催している。

　今回の取り組みは4月中旬から、大塚製薬の食育アプリ「おいしいおえかきSketch Cook」を活用し、楽しく食事と栄養についての知識を学ぶことを通し「朝食喫食向上」を推進する予定だ。大阪府内のファミリーマート一部店舗で開催する。