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BTS、SEVENTEENを擁するHYBE ゲーム事業に参入するワケと勝算

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月13日 13時26分

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インタビューに応じるHYBE IMのチョン・ウヨン代表取締役

 BTSやSEVENTEEN、NewJeans、LE SSERAFIMなどグローバルアーティストを擁するHYBE。K-POPビジネスのトップランナーが、今度はゲーム業界に本格参入する。

 アクションRPG『星になれ ヴェーダの騎士たち』を4月2日にリリースし、サービスを開始した。数々のグローバルアーティストを輩出してきたHYBEが、なぜゲーム事業に本腰を入れるのか。同社のゲーム事業を手掛けるHYBE IMのチョン・ウヨン代表取締役を直撃した。(武田信晃、アイティメディア今野大一)

●平手友梨奈をグローバルモデルに起用 業界参入の理由は? 

 『星になれ ヴェーダの騎士たち』は、“プレニス大陸”の闇の中で繰り広げられる2DアクションRPGだ。圧制と闇に立ち向かう盛大な物語をテーマにしている。2014年に韓国のFLINTが開発し、世界で累計2000万ダウンロードを突破した「ドラゴンスラッシュ」の続編となる作品で、HYBE IMがパブリッシャーとして携わる。グローバルモデルには、HYBE JAPAN傘下のNAECOに所属している平手友梨奈を起用した。

 筆者も体験させてもらったが、グラフィックは非常に美しく、快適な操作性が印象的だった。自分のゲーマーとしての能力も試されるゲームだと感じたので、クリアした時の達成感は大きそうだ。

 エンターテインメントライフスタイル・プラットフォーム企業を標榜(ひょうぼう)するHYBE。事業は「レーベル」「ソリューション」「プラットフォーム」の3つを柱にしていて、HYBE IMはソリューション事業の1つに属する。音楽ビジネスが中心のHYBEがレッドオーシャンのゲーム事業になぜ参入したのか? チョン代表は永続性を持つための取り組みだと説明する。

 「HYBEの創業者であるバン・シヒョク議長の言葉を引用させてもらいますが、HYBEは総合的なエンターテインメントビジネスを展開しています。ゲームはエンターテインメントと関連した全ての要素が含まれている魅力的なコンテンツです。HYBE IMを通じて総合エンターテインメント企業としての永続性と競争力を強化していくために参入するのです」

 チョン代表はゲーム業界に20数年身を置いており、業界の表と裏を知り尽くしている。

 「最初はネクソンでゲームのプログラマーとして開発をしていました。その後、企画やプロデュースもするようになりました。同社のトップを務めていたパク・ジウォン氏が2021年にHYBEのCEOになったのですが、彼から誘いを受け、悩みましたが引き受けました」

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