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新入社員が身に付けたいマナー 「宴席のマナー」「敬語」を抑えた1位は?

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月25日 8時0分

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社会人のマナーに関する調査(写真AC)

 新入社員はビジネスパーソンになるにあたってどのようなマナーを身に付けたいと考えているのか。リクルートマネジメントソリューションズ(東京都港区)が調査を実施した。

●これだけは身に付けたいマナー TOP3は?

 新入社員がこれだけは身に付けたいと考えるマナーの1位は「挨拶」となり、18.8%に上った。2位は「言葉遣い」(18.2%)、3位は「宴席・食事のふるまい」(13.8%)と続いた。

  「挨拶」「言葉遣い」という基本的なコミュニケーションを身に付けたいとする新入社員が約4割を占める結果に。同社は「周囲とのコミュニケーションを円滑に進めたいと考えていることが予想される」とコメントした。

 ビジネスマナーに対するイメージについて、新入社員の最多回答は「堅苦しい・古い」となり26.0%に上った。次いで「複雑・難しい」(18.4%)、「面倒くさい」(13.5%)となった。

 一方で、先輩・上司側の回答では「必要不可欠」(21.3%)が最も多かった。以降は「基本常識」(17.0%)、「社会人として必要・基本」(12.5%)と続いた。新入社員と先輩・上司でマナーに対するイメージのギャップがうかがえる結果となった。

 先輩・上司が新入社員に直してほしいと考えるマナーの最多回答は「言葉遣い・コミュニケーション能力」で30.7%を占めた。「挨拶」(17.3%)、「一般常識がない」(8.7%)、「馴れ馴れしい」(8.7%)と続き、ビジネスシーンにひもづく「電話対応」「報連相の徹底」といったスキルよりも、基本的なコミュニケーションスキルが重視されていることが分かった。

●もしマナー違反を見つけたら……?

 直してほしいマナーに遭遇した際に、どのような対応をしたか尋ねた。その結果「当たり障りない言葉で伝えた」が最多回答となり、49.6%と半数近くに上った。次いで「新入社員が納得するまで話し合った」(20.6%)、「見て見ぬふりをした」(16.3%)となった。

 「当たり障りない言葉で伝えた」「見て見ぬふりをした」など、消極的な関わりを示す回答は合わせて65.9%を占めた。また、新入社員のマナーに対する、指摘・指導に難しさを「感じている」とした人は合わせて52.3%と半数以上に上った。

 指摘・指導が難しいと感じる理由について「厳しく言うと辞めてしまう」「生まれてからの教育方式が違うので、今までの指導法では通用しない」「どこまで言っても良いものか、パワハラにならない範囲が分からない」「ぎくしゃくした関係性になりたくない」といったコメントが寄せられた。

  社会的なハラスメント意識の高まりも影響し、積極的な指摘・指導の難しさが増していると考えられる結果となった。

 調査は2023年12月1日に実施。新入社員(社会人歴1~2年目)の284人と、先輩・上司(社会人歴3年以上)400人から回答を得た。

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