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ユニクロが展開する古着・リメーク商品、実際どうなの? お店で見て「ある程度売れるかも」と思ったワケ

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月13日 6時30分

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古着を活用したサービスを始めたユニクロ

 ユニクロが、回収した古着由来の商品を販売する「UNIQLO古着プロジェクト」の取り組みを続けている。2023年10月に原宿店で実施した第1弾に引き続き、ポップアップストアを設置した。

 第2弾は、東京・世田谷千歳台店と福岡・天神店の2カ所にポップアップストアを設置し、8月末まで続ける予定だ。ポップアップストアでは古着のほか、ビンテージ加工でリメークした商品も販売する。果たして、古着を活用する取り組みは、今後ユニクロの新業態となっていくのだろうか。

●新品よりも「やや割安」の古着を販売

 ポップアップストアは、ユニクロの古着をリサイクル・リユースする取り組みである「RE.UNIQLO」の一環だ。全国の店舗で回収した古着を基にした商品を販売している。冒頭の通り、ポップアップストアは23年10月に原宿店で、12日間の期間限定として開催していた。

 筆者は、実際に世田谷千歳台店を訪問してみた。同店は小田急線・千歳船橋駅から徒歩で15分ほどの場所に位置している。環八通り沿いにあり、徒歩よりもクルマで来る客を想定していると思われる店舗だ。同じ施設には、スポーツクラブや温浴施設が入居している。

 世田谷千歳台店のポップアップストアは、店舗内のワンコーナーとして設置していた。原宿店と同様に、洗浄済みのリユース品とビンテージ風に加工したリメーク品を販売している。

 前者のリユース品はいわゆる「古着」。長袖シャツが1500円、デニムは2000円、ジャケット類は3000円という価格設定になっていた。ユニクロにおいて、デニムの新品価格は概ね4000円、シャツ類は3000円以上のものが多い。リユース品の価格はやや割安、といったところだろうか。古着らしく商品の色やサイズはバラバラであり、主にカジュアルな服が並んでいる。

●ビンテージらしくない、ユニークな色合いが特徴

 リメーク品は、特殊な染色加工でビンテージ風に仕上げた商品を陳列していた。とはいえ、正直なところ年代物のレトロ感があるビンテージ品というよりは、色あせるように仕上げた染色品、という印象を受ける。商品は全体的に色あせた感じであり、ところどころに味がある色むらやシワを見かけるといった形だ。主にパーカーやシャツ類があり、価格帯は2000~3000円と、こちらもリーズナブルである。

 ポップアップストアの品ぞろえについて、さまざまな色・形状の服が並んでいるリユース品に対し、リメイク品はピンク・青・茶色など、ある程度の統一性があった。染色パターンがいくつか決まっているのだろう。

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