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「タリーズの紅茶店」じわじわ増えて30店舗に 客単価が高い理由は?

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年6月6日 6時5分

 季節限定商品については、「見た目がかわいらしい商品は売れ行きが好調。ちょっと特別な気分になれるメニューを求める方が多いのではないか」とのこと。

 例えば、ノンアルコール赤ワインテイスト飲料やブルーベリーを使用した「フローズンティーサングリア」(2023年5月発売)、マスカルポーネ風味のホイップクリームの上に、いちごやブルーベリーをトッピングした「ベリーベリーフロマージュティー」(2024年3月発売)は、販売数が伸びたという(いずれも終了)。

●紅茶市場は盛り上がっている

 本間氏によれば、ここ2年ほど「アフタヌーンティー」や「スコーン」がトレンドなっているそうだ。

 「紅茶そのものというより、紅茶に合う食事やスイーツが主体かもしれませんが、紅茶を楽しむスタイルが盛り上がっています」

 調べてみると、英国式スコーンはクックパッドが2023年に発表した「食トレンド予測2024」に選ばれており、アフタヌーンティーを楽しむことを指す「ヌン活」のブームとともに注目を浴びているそう。スコーン専門店も増えており、百貨店ではスコーンをテーマにした催事を開催していた。

 最近は写真映えするアレンジが施された「進化系スコーン」も登場。スコーンといえば、クロテッドクリームやジャムをつけて食べるのが主流だが、中にフルーツを挟んだり、表面をカラフルにデコレーションしたり、映えるスコーンの人気が高まりつつあるようだ。

 日本紅茶協会によれば、2023年紅茶業界10大ニュースとして、「紅茶のバラエティー化」や「和紅茶への関心」が挙げられていた。例年よりも幅広いフレーバーや淹れ方などを楽しむ紅茶が人気を集め、和紅茶が国内外のお茶品評会やアワードで高評価を得ているという。

 盛り上がりが続きそうな紅茶市場。本間氏いわく「&TEAの知名度はまだまだ」とのことだが、このトレンドに乗って注目度が高まる可能性はありそうだ。

(小林香織)

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