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「モンハン」がJR東海とコラボ、カプコンの狙いは? 辻本プロデューサーに聞いた

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月6日 11時52分

 「モンハン」の現地イベントを実施すると、一人ではなく、多人数で来るファンが多いのです。われわれもグループでもっと楽しめることをしたいと考えています。既に豊橋でのコラボの件も、インターネット上などのコミュニティーで話題になっているようです。YouTubeなどで動画配信している人も多くいますので、豊橋を訪れて、豊橋の良さに触れ、その魅力を発信してくれたらうれしいと思います。

――「モンハン」はシリーズ20周年になりますが、カプコンの中では「ストリートファイター」などに比べると比較的新しめのシリーズだと思います。その分ファン層に若年層が多いといった傾向はあるのでしょうか。

 年代が幅広いのが特徴です。とはいえ、強いて言えば10代20代の若年層が多い傾向もあります。男女比に関しては、ゲームでは大体、男性が8割、女性が2割です。しかし、こういうイベントになってくると、参加者の女性の比率が4割から5割に上がってくる傾向があります。

――「モンハン」のメインテーマ曲「英雄の証」は2021年の東京オリンピック開会式でも『ドラゴンクエスト』『ファイナルファンタジー』のテーマ曲と並んで選手入場時に使用されました。カプコンの中でも比較的新しめで、重点的に打ち出していきたい作品という位置付けなのでしょうか。

 そうですね。「英雄の証」はシリーズの当初から、この曲を最終的なメインテーマとして皆さんが認知することを目標にしてきた曲です。シリーズを通してこの曲だけは変えてこなかったんですね。多くの人がこの曲を通じて「モンハン」を知り、新規ユーザーとして入ってくる人もいます。20年たって、やってきたことが実ってきている部分があります。

――コロナ禍が明け、インバウンドが過去最大になっています。今回のようなコラボで、国内だけではなく海外からの客層の意識は変わっているのでしょうか。

 「モンハン」シリーズは、かつては日本だけで強いIPという傾向があったのですが、2018年の『モンスターハンター:ワールド』など以降、グローバルに拡大できています。現在では北米、欧州、アジアでファンがいる作品になってきています。

 一方、海外でこういうイベントをまだ展開できていません。今では、日本のアニメやゲームを目当てに、観光で日本を訪れる人も増えてきています。海外のファンにも豊橋に来て、「モンハン」でもこんなイベントをやっているのかと知ってもらいたいと思います。

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