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段ボール箱で肉をジュージュー! 自分で焼ける「焼肉弁当」が上陸 試験販売はどうだった?

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月18日 11時13分

 場所は東京・恵比寿のガーデンプレイスで、期間は6月28日から7月3日まで。弁当は5種類を用意して、価格は2480~5000円。500食を準備したわけだが、結果はどうだったのか。

 8割にあたる400個が売れた。「完売ではなかったのね。ま、価格も高いし、弁当箱の中で肉が焼けるなんて聞いたこともないし、ちゅうちょした人も多かったのでは?」と感じられたかもしれないが、天候に恵まれなかった事情がある。販売場所は屋外で、期待した週末は雨。風も強くて1日は休業になったので、結果は「まずまず」と言えるのかもしれない。

 完売はしなかったものの、お客からは「おいしい」という声が届いた。その一方で、課題も浮き彫りに。「着火」である。先ほど「木炭に比べて竹炭は着火に時間がかかる」といった話を紹介したが、風が強い日になかなか火がつかないケースがあったのだ。どうすればこの問題を解決できるのか。まだ解決策は見つかっていないようだが、今秋の本格販売を前に改良を加えていくようだ。

●人気の“火”はつくか

 カルネヴァーレ社によると、こうした弁当は「日本初」だという。冷たくてカタイ肉よりも、「焼き立てのほうがおいしい」という声は多いはず。だが、これまで存在しなかった。なぜか。この疑問について、鳴坂さんは「固定観念があるからではないか」と見ている。

 焼肉を食べるのは、家または店が多い。両者の違いは「設備」である。家で肉を焼くと、煙がたくさん出るので、部屋がくさくなる。油が飛び散るので、床が汚れてしまう。あと片付けが面倒だから……といった理由で、焼肉店に足を運ぶ人も多い。というわけで「焼肉=外食」といったイメージが強く、どうしても「焼肉=弁当」といった発想にならなかったのではないかという。

 さて、これまでになかった焼肉弁当は、どこまで支持を集められるのか。風が強ければ炭に火をつけるのは難しくなるが、人気の“火”は風が吹けばつくかもしれない。

(土肥義則)

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