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生成AI活用も要注意! あなたのサイトが検索結果から消えるかもしれない、5つの行為

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月25日 8時15分

 続いて4つ目は「ユーザーにとって有用でないコンテンツ」です。

 このアップデートは2022年8月から数回行われており、ユーザーにとって有用なコンテンツを高く評価し、有用でないコンテンツとの差別化を図ることを目的としています。有用でないコンテンツとは、例えば自動化で他サイトから情報を収集してまとめただけのコンテンツや、自社サイトが扱っているテーマとは無関係だが「トレンド入りしているから」という理由で取り上げているコンテンツなど、内容の薄いコンテンツを指します。

 もしこのような有用でないコンテンツが大量にある場合、その影響はサイト全体に波及するため、対象のコンテンツを修正したとしても数カ月は順位に反映されない可能性があります。

 こうしたコンテンツは、サイト運営者が悪意なく無意識的に作っていることがあります。もしも最近、検索経由の流入が不自然に減っていたらこの影響をうたがってみましょう。

●内容の薄いレビューコンテンツ(Reviews Update)

 最後の5つ目は「内容の薄いレビューコンテンツ」です。

 このアップデートは2021年4月から商品のレビューに対して行われてきましたが、2023年4月から商品以外のレビューも対象となりました。まだ日本では導入されていませんが、2022年に「Experience(経験)」というコンセプトが検索品質評価ガイドラインに追加されたため、間接的には既に日本でもレビューの質が問われています。

 レビューアップデートでは、膨大な商品やサービスの情報などをまとめただけの内容の薄いコンテンツや、「いいね」「よかった」のような汎用的な感想ではなく、専門家などによる徹底した調査内容によるレビューを高く評価するようになりました。

 コンテンツの観点では一般ユーザーの投稿レビューであっても質の高さが求められているので、質の高いレビューを取捨選択するといった対策が必要です。また日本の場合は、2023年10月から施行されたステルスマーケティングに対する規制もあります。サクラによる不正レビューや、投稿者への何らかの還元と引き換えに高評価を得る取引なども違法行為のため、こちらも注意が必要です。

●Googleアルゴリズムアップデートを大切な道しるべとし、ユーザーと向き合おう

 Googleのアップデートによって、Webサイトが検索結果から消えるかもしれない5つの行動を解説してきました。もし思い当たる節がなかったとしても、知らないうちにアップデートの影響で売り上げが下がっている可能性もあります。

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