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迷路みたいな渋谷駅周辺はどう変わる? 7月「渋谷サクラステージ」「渋谷アクシュ」相次ぎオープン 東急の狙い

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月25日 11時45分

 従来このエリアはオフィス街となっていたため、にぎわいが生まれる場所が不足してきた。そこで、1~4階の商業フロアには、当エリアのワーカーや、青山エリアに通学する学生がくつろげる飲食店を積極的に誘致したという。5~23階はオフィスだ。

 商業フロアには15テナントが出店しており、くつろぎの場となるカフェは3店ある。1階の「SINGLE O SHIBUYA」は、10秒で手早くスペシャルティコーヒーが提供できるスタンド(開業日は未定)。2003年にオーストラリアのシドニーからスタートし、2014年に日本上陸。

 2階の「ANTICO CAFEE AL AVIS」は、イタリアの街角にあるバールがコンセプト。パニーニなどの軽食、ドルチェも充実している。また、3階には「タリーズコーヒー」が出店している。

●実績ある各国料理の店がそろう

 レストランは、実績ある各国料理の店がそろっている。沖縄県恩納村で人気を博している、ハワイアンカフェ&ダイナーの「ハレアイナ ホア」が東京初出店。ロコモコ、マラサダ、アサイーボールなどのハワイ料理を提供する。

 「塩・酒・肴 中井商店」は、東京・日本橋の老舗塩問屋である「中井商店」が運営。居酒屋・日本料理の店として初出店する。卓上に用意されたレモン塩、わさび塩、カレー塩など10種類の塩で、唐揚げ、ゆで卵などさまざまな料理の味変が楽しめる、ユニークな店だ。

 その他にも、日本におけるタイ料理のパイオニア的なレストラン「チャオタイ」、神奈川県葉山町の一軒家イタリアン「Trattoria Pizzeria 207」、世界各国から集めたビールをパエリアやピンチョスと楽しむスペイン風のビアバー「Cerveza JPN」などが出店している。

 医療関係では、首都圏に11施設を展開する「総合健診センターヘルチェック」が渋谷で初めてオープンし、人間ドックなどのサービスを提供する。

 渋谷駅側の広場(SHIBUスポット)、青山方面の広場(AOスポット)、両方の広場でにぎわいを創出するのも、渋谷アクシュの特徴だ。

 SHIBUスポットではキッチンカーが出店し、シースルービジョンで四季を演出する映像を流す。AOスポットでは、渋谷の現代アートギャラリーのNANZUKAがキュレーションを担当する、パブリックアートが街を彩る。

●地権者らの合意形成に尽力

 一方の渋谷サクラステージは、2023年11月に竣工している。渋谷駅に隣接し、代官山や恵比寿へのアクセスが良い桜丘エリアの約2.6ヘクタールの敷地を一体的に整備した。

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