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北野武も愛用する高級時計 「ジェイコブ」創業者が明かす日本戦略

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年8月10日 15時14分

 もちろん海外からの観光客の方が、この店を訪れることも意識しています。しかし、一番は日本のユーザーに来てもらいたい思いがあります。「ジェイコブ」を銀座に出店させたのは2022年でした。それまで当社の時計を手に取って見るには、アジア地域では香港やドバイまで足を運ぶ必要がありました。それが日本という世界4位の高級時計市場がある地域で、見られるようになったのです。つまりメインのターゲットは日本の人たちになります。目的は、あくまで現地に住んでいる方々に来てもらえる店を開くことなのです。

――今後、日本でのビジネスをどのように強化していきますか。日本市場をどのように見ているのでしょうか。

 銀座店のリニューアルに伴い、日本での展開を強化していきます。リニューアルを記念する形で、限定デザインの時計も製作中です。日本の腕時計ファンを魅了する製品を、作り続けていきたいと考えています。

――現在、中国では高級時計の需要が急落しています。今後、中国市場に対してどんなスタンスをとっていくのでしょうか。いま注目している海外の市場があれば教えてください。

 中国に限った話ではありませんが、ある特定の国に集中して投資やマーケティングを進めるようなことは全くしていません。世界全体に対して、本当に良い製品を作り上げていこうという一心で、ものづくりを進めています。

――2023年に、ジェイコブ会長の息子のベンジャミン・アラボさんがCEOに就任しました。ジェイコブ会長は今後ブランドがどのように変わっていくと考えていますか。

 私は今までと同じく、創業者兼クリエイティブディレクターとして関わっていきます。ベンジャミンにCEOの座を譲ったことによって、私はその分クリエイティブに時間を費やせるようになりました。ですので基本的にはこれまでと変わらず、よりよい時計作りを進めていきます。

(アイティメディア今野大一、河嶌太郎)

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