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楽天モバイルの契約数が好調 なぜ法人も個人も伸びているのか

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月29日 7時0分

楽天モバイルの契約数が好調 なぜ法人も個人も伸びているのか

楽天モバイルの契約数が伸びている、理由は?

 楽天モバイルの契約数が好調だ。同社は携帯キャリアサービスへの本格参入4周年を迎えた2024年4月に契約数650万回線を突破。そのわずか2カ月後の6月に700万回線の突破を発表した。料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」を2022年7月に開始して以降、3カ月間の純増契約数が過去最大数を記録したという。

 6月末には、総務省より認定を受けた「プラチナバンド(700MHz帯)」の商用サービスを開始。念願の黒字化に向けて、個人および法人に向けてさまざまなキャンペーンやお得なプログラムを展開している。

 そんな中、なぜ、ここ数カ月で契約数が順調に伸びているのだろうか。好調の理由や近年力を入れている取り組みなどを広報担当者に聞いた。

●データ無制限、1テラバイト以上使っても月額3278円

 楽天モバイルは「携帯市場の民主化」を掲げ、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクに続く“第4のキャリア”として携帯キャリア事業へ新規参入。2020年4月にサービスの本格提供を始めた。

 基本料金プランは1種類という分かりやすい料金体系が特徴で、現在は「Rakuten最強プラン」を提供している(「Rakuten UN-LIMIT VII」契約者は2023年6月に自動以移行)。同プランの月額料金はデータ利用量が3ギガバイトまで1078円、20ギガバイトまで2178円、20ギガバイト以上はどれだけ使っても3278円だ。

 公式X(@Rakuten_Mobile)では毎月ハッシュタグ「 #今月のデータ利用量 」で、データ無制限でどれだけ利用したかを投稿してもらう企画を実施しており、過去には1テラバイト以上も利用したユーザーもいたほどだ。それだけ使っても料金は月額3278円となる。

 「1回線当たりのデータ利用量は月ごとにバラツキがあるものの、全ユーザーの1カ月平均は24.5ギガバイトでした(2023年12月末時点)。市場全体でもデータ利用量は増えていて、同じように平均値も上がっています」

 法人向けとして、2023年1月に「Rakuten最強プラン ビジネス」の本格提供を開始。個人向けの料金が利用したデータ容量に応じて連動する上限3256円のワンプランなのに対し、法人向けには顧客のニーズに合わせた7つのプランを用意しており、最も安価なプランだとデータ容量が3ギガバイト月額1078円から契約できる。

 700万回線の内訳は非公開としているが、「Rakuten 最強プラン」「Rakuten 最強プラン ビジネス」「Rakuten Turbo」、MVNE(Mobile Virtual Network Enabler:大手キャリアと格安SIM提供事業者をつなぐ中間業者的な事業者)を合わせた契約数となり、Rakuten 最強プラン ビジネスについてはサービスの提供から1年で1万社以上が利用している。

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