フォートナイトが「証券会社」「旅行会社」ともコラボして稼げるワケ
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月31日 7時45分
最も歴史が古く、一般によく知られているのがAIDMA(Attention:認知・Interest:興味・Desire:欲求・Memory:記憶・Action:購買行動)モデルである。
それに対して、オンラインゲームを含むWebサービスでよく用いられるのが、AARRR(Acquisition:獲得・Activation:活性化・Retention:維持・Revenue:収益・Revenue:収益・Referral:紹介)というモデルだ。一度購入して終わりではなく、反復利用する習慣づけをしてから課金へと導く。さらにネットの特性を生かし、拡散によって顧客の拡大再生産まで狙っている。
以下、フォートナイトのクリエイティブモードでの態度変容をAARRRモデルに照らして見てみよう。
Acquisition(獲得)
クリエイティブモードを活用した企業との多様なコラボレーションは、普段ゲームをしない層にもアピールする効果がある。例えば、日産自動車のバーチャルショールームやJTBの仮想旅行体験は、自動車や旅行に興味を持つユーザーを新たなプレーヤーとして引きつけている。
Activation(活性化)
新規ユーザーは、クリエイティブモードを活用したコラボレーションイベントや特別なコンテンツを通じて、魅力的な初回体験を得ることができる。これにより、ゲームへの興味が高まり、継続的なプレイにつながる。
Retention(維持)
頻繁なコラボレーションとアップデートにより、ユーザーは常に新しい体験を楽しめ、ゲームに対する興味を維持する。特にコラボレーションイベントは定期的に実施され、プレーヤーのエンゲージメントを高める。
Revenue(収益)
クリエイティブモードを活用したコラボレーションによって追加される限定スキンやアイテムは、無課金ユーザーにも強い購入意欲を生じさせる。好きなキャラクターやブランドのアイテムが手に入ることは、課金への大きな動機となる。また、コラボレーションによる特典アイテムがシーズンパス(レベルを上げることでシーズン限定のアイテムが入手できる)に含まれることで、ユーザーがシーズンパスを購入する動機づけになる。
Referral(紹介)
クリエイティブモードを活用したコラボレーションイベントはソーシャルメディアで広くシェアされ、既存ユーザーが友人やフォロワーにゲームを紹介する機会を増やす。特に有名なコラボレーションは口コミ効果が高く、新規ユーザーの獲得につながる。
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