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「資さんうどん」東京・神田で3日間の衝撃 北九州発、チェーン店の勢いが止まらない

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年8月6日 6時0分

 例えば、営業時間。働き方改革や人手不足などの影響を受けて、24時間営業を見直す飲食店が増えている。にもかかわらず、資さんうどんは「24時間営業」を掲げている(一部の店舗を除く)。あと、店内が広いのだ。限られたスペースの中に1人でも多くの人を入れて、回転数を上げて売り上げを伸ばす。こうした店舗は、確かににぎわいを感じられるが、どこかワチャワチャしていて落ち着かないこともある。

 資さんうどんの場合、店内の座席はゆったりとした設計となっていて、他の客とほどよく距離感が保たれている(カウンター席はやや狭さを感じるところもある)。店内の雰囲気もどこか昭和を感じられるデザインとなっているので、時代に逆行というか、タイムスリップした雰囲気が漂っていることもお客にウケているポイントのような気がしている。

●次は全国制覇か

 しかし、東京の店はどうなるのか。まだ具体的なことは決まっていないようだが、コストのことを考えると、これまで通りの運営は難しくなるかもしれない。椅子と椅子の間隔が短くなるかもしれないし、料金も東京価格に設定するかもしれない。

 ちなみに、大阪の場合、少し高めに設定している。例えば、肉ごぼ天は九州などでは760円だが、大阪では770円である。わずか10円の差であるが、東京ではもっと上げてくるかもしれない。

 関東のうどんつゆといえば、カツオ節のだしをベースに濃口醤油を使っているところが多く、見た目は濃い色である。長年、そうした食文化が根付いている状況の中で、資さんうどんの“新たな味”は受け入れられるのか。連日のように行列ができたら……次は、全国制覇を考えているのかもしれない。

(土肥義則)

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