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「8月10日の鳩サブレー」長蛇の列で大反響 暑い日に“数時間”も並ぶのは、なぜ?

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年8月27日 10時15分

 コロナ禍は自粛したものの、2023年には「もこもこ刺繍入り 鳩もこトート」(1350円)を用意した。このときオンライン限定で「鳩サブレー(8枚箱入+鳩もこトートセット)」(2250円)を販売したところ、サイトがつながらない状態に。「買いたいのに、買えない」人が続出したほか、サイトを運営している人も「なにもできない」状態がしばらく続いたそうだ。

 リアルだけでなくネット上でも過熱感がうかがえるわけだが、鳩のデザインをあしらったグッズは、2002年から展開している。きっかけは、鳩サブレーが入っている「缶」だ。食べ終わったあとに「裁縫道具に使っていたり、文房具を入れていたり。捨てるのではなく、何らかのカタチで使っている人が多いんですよね。であれば、グッズを開発することによって、それを缶の中に入れてもらうのはどうかと考えました」(広報担当)

 鳩のグッズは、本店のみで扱うことにした。店頭に足を運んでもらいたい、鎌倉市に来てもらいたい、ファンを増やしたい――。こうした狙いもあって、2002年にグッズを製作。当時、携帯電話用のアクセサリーが流行っていたことから、ストラップの「鳩三郎(はとさぶろう)」と「鳩ぽっぽ」(いずれも500円)を店頭に並べたところ、想定以上に売れた。

●来年の8月10日は?

 その後も、年に1アイテムほどのペースで、新商品を投入。人気商品がたくさん生まれたこともあって、2008年ごろからチカラを入れていくことに。鳩をズラすと鏡がでてくる「鳩妻鏡(ハトミラー)」や、鳩サブレー型の消しゴム「鳩けし」(いずれも1000円)といった人気商品が誕生した。

 現在、20アイテムほどを販売しているが、その裏で姿を消した商品もある。「これまで50アイテムほどを販売してきたので、残念ながら30アイテムほどは終売しました」(広報担当)という。

 さて、ちょっと先の話になるが、ファンにとって気になるのは、来年の8月10日である。どんな商品が登場するのか、どんなネーミングなのか。あれこれ想像しているかもしれないが、商品を企画しているのは社長ひとり。というわけで、従業員は何も知らされていないそうだ。

(土肥義則)

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