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「コストコ愛」アジア人が強いのは、なぜ? “熱狂”を生む仕組み

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月27日 6時10分

 そしてコストコ自体も、アジア人に刺さっていることは認識しており、米国で店舗数が多い地域はアジア系が好んで暮らす大都市圏などに集中している。また、例えば即席ラーメンやうどん、タイ米やキムチなど、アジア系スーパーでしか買えなかったようなものも、今ではコストコで手に入る。それもアジア人会員を意識してのことだ。

 日本でもコストコマニアは多く、メディアでも好意的に取り上げられてきた。一方で、2024年3月には、公正取引委員会から勧告が出されている。NHKの報道によると、コストコが「総菜やパンなどの食料品を安売りする際、納入業者に値引き分の一部を負担させていた」という。また、商品の品質に問題があったとして業者に返品する際、「本来求められる納入時点での検査をしていないケース」があったしている。加えて「新規開店の際、試食品を出すための費用を業者側に負担させていた」ケースも確認されたと報じている。

 コストコはいつもかなり混んでいて、最近では筆者の取材でも、欠品が多く、欲しいものが手に入らない、といった声を聞く。インターネットでコメントを見ていても、コストコを苦手に感じている人が少なくないことが分かる。

 それでも、ビジネス面ではアジア系やアジア諸国で人気なのは間違いない。日本でも「近くにある米国っぽさを感じられるお店」ということで今後も人気は続くと予想され、地方を中心に店舗数を増やしていくだろう。

(山田敏弘)

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