1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

酒離れでも「日本ワイン」じわり成長 サントリーが“二兎”得る試み

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年10月2日 8時10分

 飲食店需要がコロナ前から復活しきれていない中、サントリーによると1~8月のワイン市場全般は前年同期比で98%と、何とか横ばいを維持している。そのうち吉雄氏の話にあった通り、5000円以上するような高価格帯の商品が顕著に伸びている。品質が価格に結び付くワイン市場では好材料だ。

 また、同価格帯のワインと比較したときに日本ワインは20~30代の購入が多い傾向にあるという。若年層のアルコール離れが話題になることも多いながら、そう安価ではない日本ワインでこうした層をキャッチできている背景には、前回と今回で触れた取り組みの影響もあるだろう。価格に納得できるようなストーリー付け、さらに環境を意識した取り組みは「共感」や「エシカル」といった、若年層の消費動向にマッチしている。

 好調とはいえ、まだ赤字の日本ワイン事業。今回紹介したような取り組みがサントリーにもたらす果実は、果たして酸いか、甘いか。

●著者プロフィール:鬼頭勇大

フリーライター・編集者。熱狂的カープファン。ビジネス系書籍編集、健保組合事務職、ビジネス系ウェブメディア副編集長を経て独立。飲食系から働き方、エンタープライズITまでビジネス全般にわたる幅広い領域の取材経験がある。

Xアカウント→@kitoyudacp

note→https://note.com/kitoyudacp

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください