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「井上尚弥vs.グッドマン」を独占配信、狙いは? ドコモ社長に聞いた

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年12月7日 20時12分

「井上尚弥vs.グッドマン」を独占配信、狙いは? ドコモ社長に聞いた

記者会見に臨んだ井上尚弥選手

 NTTドコモは12月24日、プロボクシング4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥選手と、WBO世界バンタム級王者の武居由樹選手による2つの世界タイトル防衛戦「NTTドコモ Presents Lemino BOXING ダブル世界タイトルマッチ」を、同社の映像配信サービス「Lemino」(レミノ)で独占無料生配信する。

 同大会は大橋ボクシングジムが有明アリーナ(東京都江東区)で開催。井上選手はIBF&WBO同級1位のサム・グッドマン(オーストラリア)と防衛戦を行う。ドコモは本試合の観戦チケットを、クレジットカード「dカード GOLD」の契約者や、ドコモのポイントプログラム「dポイントクラブ」会員限定で先行抽選販売した。通常価格から割引した特別価格で販売し、クレジットカード契約者や会員にメリットを提示している。

 ドコモが本試合を配信する狙いは、レミノ新規会員の獲得だけではない。その先にはdポイントを始めとした「ドコモ経済圏の拡充」がある。10月24日に開いた記者会見の中でドコモは、総合的なスポーツビジネス事業の発展を目指すdドリームスポーツ&マネジメント(東京都渋谷区)への出資も発表した。同社は大橋ジムと、スポーツマネジメント事業などを手掛けるセカンドキャリア(東京都渋谷区)が設立した企業。大橋ジムの充実した選手発掘や育成体制、ボクシング興行の運営ノウハウ、セカンドキャリアの「アスリートファースト」をテーマとしたマネジメント力をかけあわせ、総合的なスポーツビジネス事業の発展を目指すという。

 今回の試合を配信する意味や狙いを、ドコモの前田義晃社長に聞いた。

●井上尚弥の試合を配信した投資効果は?

――井上選手の試合は、これまで複数回、配信してきました。決して安くないであろう配信権料を負担して、レミノでは無料で配信していますが、これまでの投資効果をどう考えますか? もちろんレミノを広く知ってもらう意味での効果はあると思いますが、金融決済や通信など他のサービスとの連携の部分で、何か手応えを感じていますか?

 レミノの知名度の向上は、井上選手の試合だけではなく、吉本興業HDさまと取り組んだ「PRODUCE 101 JAPAN SEASON3」を始めとしたさまざまなアーティストのコンテンツ配信によって取り組んできました。そして、そこからファンの方々が当社の他のサービスを使っている実績が、かなり出てきています。

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