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日産ノート e-POWER「乗りすてサービス」、なぜ無料? マーケ責任者に狙いを聞いた

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年11月3日 12時39分

――ノート e-POWERの魅力はどこにあるのですか?

 「走りの楽しさを突き詰めたコンパクトカー」をコンセプトにしていて、大きな売りは第2世代e-POWERを搭載しているところです。これはエンジンではなくてモーターで車が走ります。エンジンはモーターに電気を蓄えるサポート的な役割をしています。この「モーターで走るところ」が、車の運転の革命ではないかと、開発とよく話をしていました。

 モーターで走るので本当に静かですし、スムーズに加速します。まるで運転が上手になったかのように快適に運転できると思います。ノートは狭いところでも軽快に運転でき、先進的なコンパクトカーだと評価されています。

――今回はスタッフが同乗して3.3キロ以内であれば、どこでも乗りすてできます。試乗の「どこでも行けるバージョン」という感じですね。

 そうですね。試乗というと、若い人にとってはハードルが高くなりがちです。「ここに行きたいな」と思ったときに車に乗り、目的地に着いたらそのまま車を置いていけるので、返すところに戻る煩わしさもありません。まさに移動するついでに車を楽しむことを実現した感じです。

――最近はドコモバイクシェアやハローサイクリングなどシェアサイクルが活況を呈していますが、この動きをどう見ていますか。手軽に、という点では似ていると思いますが。

 都心ではいろいろな移動手段が出てきていますね。やはり多くの人々が、バスや電車だけでなく「ちょっと移動したいときに、いい交通手段がなかった」と考えているのかなと思っています。ただ、車もそういった移動手段として使っていただけると思います。実際に車に乗ると、楽しさ、快適さを味わえます。そうした潜在的なニーズのあるのが分かっている中、今回はお客さまに車という選択肢を提示したいと考えています。

――カーシェア「NISSAN e-シェアモビ」も手掛けていますが、今回の取り組みとの違いは? シェアサイクルは競合ですか?

 カーシェアリングは、本当に車を使わないと目的地まで行けない場面での利用が多いと思います。だからこそ車を借りて、元の場所にまた返すという工程がありますね。自転車も「ここにピンポイントで行きたい」といった形で使うと思います。一方、今回の取り組みは、どちらかというと、気軽に乗っていただいて、車の良さを知ってもらうことを大きな目的にしています。そういった観点で、今回の取り組みとは目的が違うと思っています。

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