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ドミノ・ピザはなぜ「有明ガーデン」を選んだのか フードコート初出店の経緯

ITmedia ビジネスオンライン / 2025年1月22日 8時10分

 今回の店舗はスペースの制約もあることから、ピザを調理する「メイクライン」と呼ぶスペースを通常店舗と比較して半分以上に縮小。デリバリーは行わず、イートインとテークアウトのみの「新業態」という扱いだ。今後はテストメニューの試験販売なども予定している。

 メニューも、1人用の「ピザBENTO」と「ドミノシェイク」などに絞った。このうちドミノシェイクは、通常の店舗でも単体で注文する人が多い人気メニューで、アイドルタイムなどに期待を寄せている。

●インバウンド率は高くないが、チャンスはある

 有明ガーデンがある湾岸・有明エリアは、コナミグループが次世代の開発拠点「コナミクリエイティブフロント東京ベイ」の建設を進めており、2025年に竣工予定だ。さらにテレビ朝日も複合型エンタメ施設「東京ドリームパーク」を2026年春に開業予定で、少々離れた台場エリアには、トヨタが「TOYOTA ARENA TOKYO」の開業を2025年秋に見込んでおり、開発はまだまだ進みそうだ。

 民間だけでなく、東京都もお台場海浜公園に世界最大級の高さを誇る噴水「ODAIBAファウンテン(仮称)」の整備を発表しており、湾岸エリア一帯は継続して盛り上がることが予想される。モールや東京ガーデンシアター、さらにホテルといった複合施設である有明ガーデンは中でも中核的な役割を担うと考えられる。

 今後は推し活だけでなくインバウンド需要もいかに取り込めるかがカギになるだろう。現状、ホテル利用者のインバウンド率は3割前後だが、都心部へのアクセスも良く、羽田エアポートガーデンへの無料シャトルバスも運行していることから、期待はできる。開業からの4年間でテナントの入れ替わりも活発といい、今回のリニューアルも含めて今後はどのような新陳代謝を行うのか、目が離せない。

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