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「ペコちゃんmilkyドーナツ」人気の理由は? 計画比2倍の売上を引き出す“ミルキー”の力

ITmedia ビジネスオンライン / 2025年1月27日 6時20分

「ペコちゃんmilkyドーナツ」人気の理由は? 計画比2倍の売上を引き出す“ミルキー”の力

「ミルキー」を再現したドーナツが登場!

 不二家(東京都文京区)が2024年9月に1号店をオープンした新業態のドーナツ専門店「ペコちゃんmilkyドーナツ」が好調だ。

 主力商品は、ロングセラー「ミルキー」のミルク風味をイメージした素朴な味わいのドーナツで、ソフトクリームやドリンクも提供する。主にフードコートに出店しており、イートインとテークアウトができる。

 1号店は、海老名駅前にあるショッピングモール「ビナウォーク海老名」にあり、開業から12月までの売り上げは計画比の約2倍となった。2025年1月15日には、ショッピングモール「有明ガーデン」に2号店がオープンしている。

 新業態の狙いや反響を洋菓子事業本部 管理・業務部兼、店舗オペレーション部 部長 金田剛氏に聞いた。

●ミルキーをイメージした「素朴なドーナツ」

 カカオ豆などの原材料高騰により、洋菓子店は苦境に立たされている。帝国データバンクによると、2024年の洋菓子店の倒産数(1~11月で42件)は過去最多に迫るペースで推移している。そんななか、不二家ではフードコート向けの新業態としてドーナツ専門店「ペコちゃんmilkyドーナツ」をオープン。2025年から本格的に展開するという。

 「当社の洋菓子店では、創業当初から『ソフトドーナツ』を販売しており、幅広い層から人気を得ています。現在は生産能力の都合で毎週金曜のみ、エリアや店舗を限定した販売ですが、金曜はドーナツ目当てで来店される方もいます。こうしたロングセラー商品があることと近年のドーナツブームに着目して、新業態を開発しました」

 同ブランドの看板商品は、ロングセラー商品「ミルキー」のミルク風味をイメージした「milkyドーナツ」。ドーナツ生地やクリームにミルキーに使用している北海道産の練乳を使用して、ミルキー風味を表現している。揚げ油には米油を使用し、ソフトで口どけの良い食感に仕上げた。

 ラインアップは、プレーン、いちご、チョコレート(各165円)、中にミルキークリームを詰めた「milkyクリームドーナツ」(187円)、濃厚な味わいに仕上げたイートイン限定の「milkyドーナツソフト」(330円)など。季節限定のフレーバーやクリスマスやバレンタインなどイベント限定商品も用意している。

 ドーナツ以外のメニューとして、「のむmilky(ホット、アイス)」(各400円)と「プレミアムmilkyソフトクリーム」(カップ400円、コーン450円)なども提供している。ドーナツを主力としつつ、ソフトクリームを第2の柱として成長させていく考えだ。

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