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孫正義氏「大企業向けに最先端のAIを」 ソフトバンクグループとOpenAIが実現へ

ITmedia ビジネスオンライン / 2025年2月9日 19時58分

 この発言は、格安の開発費で1月20日に公開された中国版生成AIの「DeepSeek」(ディープシーク)を意識したものだ。アルトマン氏としては、中国製にはコスト面からも競争力があることを見せたかったようだ。

●「1業種1社」に限定

 孫氏は「クリスタル・インテリジェンスの登場は米国で発表したスターゲートの日本版だ」と指摘。日米両国で最先端のAIを開発する意義を訴えた。事業化するにあたり、ソフトバンクグループは約1000人の体制を組む方針を明らかにした。提供する対象については「マンパワーに限度があるので、提供するのは1業種1社に絞る」と説明した。

 孫氏が力説した「日本から世界初のもの」は、確かに久しく聞いたことのないフレーズだ。しかも日本が世界から遅れていると言われ続けてきたデジタルの分野で、世界の先頭を目指すという。

 企業用最先端AIを武器にして、OpenAIと組んで世界に打って出る姿勢は評価できる。一方で、米国のIT大手も黙って見ているはずがない。日進月歩の世界なので、必ず対抗するサービスを出してくる。その中で、ソフトバンクグループとOpenAIがその厳しい競争を勝ち抜いていけるかどうか。その真価が問われる。

(中西享、アイティメディア今野大一)

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