1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

顧客満足度、11年連続トップ スウェーデンハウスはなぜ「圧倒的な評価」受けているのか

ITmedia ビジネスオンライン / 2025年2月10日 5時55分

顧客満足度、11年連続トップ スウェーデンハウスはなぜ「圧倒的な評価」受けているのか

11年連続で「顧客満足度1位」のスウェーデンハウス、その背景に何があるのか(出所:同社公式Webサイト)

 オリコンが定期的に実施している「顧客満足度ランキング」。このうち、ハウスメーカーの注文住宅を対象にしたもので、11年連続の総合1位を獲得しているのが「スウェーデンハウス」だ。本稿では、なぜスウェーデンハウスの顧客満足度が高いのかを考察していきたい。

●全ての調査項目で1位の圧倒的評価

 直近の2025年ランキングでは、サービスを実際に利用した1万7567人が対象。スウェーデンハウスは、建築構造や基本性能のほか、住居部分の機密性、耐震性、免震性など、住居性能で高い満足度を得ている。

 スウェーデンハウスの総合得点は81.0点。2位は住友林業とヘーベルハウスでともに78.7点。スウェーデンハウスが唯一80点台をマークしている。また、全ての調査項目で1位を獲得。圧倒的な結果となった。

 なぜ、スウェーデンハウスは高評価を頻発できるのだろうか。次のような理由が考えられる。

(1)断熱性が高いこと

(2)防音性も高いこと

(3)高い耐久性

(4)担当者の対応の良さ

●「100年住み継げる家」を標ぼう、さまざまな機能性が

 スウェーデンハウスは1984年に北海道で設立。創業者は、住宅や運輸などを事業とするトーモクの手取貞夫会長(当時)だった。

 初年度から業績がよく、翌年に関東へ進出する。建物を長持ちさせて快適な住み心地も維持し「世代を越えて住み継ぐ家」「100年住み継ぐ高気密・高断熱、家族を守る強い家」「引き渡しから始まるオーナーとの長い付き合い」などをブランドコンセプトに掲げている。

 同社の担当者によると、得意なエリアは北海道と関東だという。北海道では、寒冷地に強い仕様のため人気がある。関東は富裕層が多く、建築需要も多いためだ。

 他社との差別化として意識していることについては、「『スウェーデン』という会社名の通り、北欧を意識している。北欧は明るい夏と暗い冬が特徴で、昼くらいまで暗く、夕方には日没してしまうような場所だ。住まいに関する感度が高いため、暖かい家の中で健康的なだけでなく、精神的にも豊かに過ごしたいと考える人が多い。このような考え方に基づき、断熱性や気密性などを訴求している」と回答した。

 断熱性が高いのは、同社が採用している木製サッシの3層ガラス窓が大きく貢献していると考えられる。外気の影響を大きく受ける窓の性能によって、室内の気温や快適性などは大きく変わる。スウェーデンハウスによれば、高断熱で気密性も高い家であれば、体感温度が安定するという。体感温度と室温の差が少なくなり、快適性が向上するわけだ。継ぎ目にも断熱材を挟み、隙間をなくすことによって気密性を高めている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください