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富士通CTOが説く「AIエージェントが動かすエンタープライズの将来像」とは

ITmedia エンタープライズ / 2024年9月18日 7時0分

 ここまでそれぞれの動きの図を示しながら、マハジャン氏は最後に次のように述べた。

 「一連の動きは常に自律的に動き続ける。今回は製造業のサプライチェーンを巡るAIエージェントの動きを例に挙げたが、幅広い業種でAIエージェントの利用が今後広がる。エンタープライズの世界はガラリと変わるだろう」

 できるだけイメージしやすいように各プロセスの図を掲載してみたが、いかがだっただろうか。

 マハジャン氏が言うように、AIエージェントによってエンタープライズの世界は今後、大きく変わるだろう。同氏は、狙いとして意思決定のスピードアップと生産性の向上を挙げたが、AIエージェントによる最大のインパクトは何といっても「業務の自動化」だ。しかもAIエージェントが経験を積めば積むほど、スピードアップも生産性向上もどんどん進展していく。このAIエージェントの動きを人間がどうチェックしていくのかという点も、人間が経験を積んで修得していくことになるだろう。

 企業や組織にとって、AIエージェントは今後、最も注目すべきキーワードになりそうだ。

○著者紹介:ジャーナリスト 松岡 功

フリージャーナリストとして「ビジネス」「マネジメント」「IT/デジタル」の3分野をテーマに、複数のメディアで多様な見方を提供する記事を執筆している。電波新聞社、日刊工業新聞社などで記者およびITビジネス系月刊誌編集長を歴任後、フリーに。主な著書に『サン・マイクロシステムズの戦略』(日刊工業新聞社、共著)、『新企業集団・NECグループ』(日本実業出版社)、『NTTドコモ リアルタイム・マネジメントへの挑戦』(日刊工業新聞社、共著)など。1957年8月生まれ、大阪府出身。

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