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「iPad」最新ラインアップ解説 Pro/Air/無印/miniの違いは? 現行モデルをチェック!【2024年5月版】

Fav-Log by ITmedia / 2024年5月31日 6時10分

13インチiPad Pro(M4)(出典:Amazon)

 5月15日に「iPad Pro」および「iPad Air」の新モデルが発売されました。これによって、iPadシリーズの現行ラインアップが更新されることになりました。

 ここでは、それぞれのモデルについて特徴をおさらいします。どのiPadを選べば良いのか、機能や価格などのポイントをチェックしていきます。

●13インチiPad Pro(M4)

 「13インチiPad Pro(M4)」は、今回登場した最上位モデルです。ディスプレイには、新たに「Ultra Retina XDRディスプレイ」が採用されており、プログレードのモニターとしても活躍が期待できます。

 搭載するプロセッサーは「M4」で動画編集や3Dのレンダリングなども効率良く実行できるのがポイント。ボディの厚さも5.1mmと薄くなり、後述する同サイズのiPad Airシリーズよりも軽く、重さはWi-Fiモデルで579gです。

 価格は21万8800円~(オンラインのApple Storeでの税込価格、以下同)。選択できるストレージは256GB/512GB/1TB/2TBの4種類。カラーバリエーションは「スペースブラック」と「シルバー」の2色が用意されています。

 周辺機器としては、「Apple Pencil Pro」や「iPad Pro(M4)用Magic Keyboard」などを使えます。ポートにはThunderbolt/USB 4対応のUSB Type-Cコネクタが採用されていることも見逃せません。

サイズ:281.6(高さ)×215.5(幅)×5.1(厚さ)mm

重さ:579g(Wi-Fiモデル)、582g(Wi-Fi + Cellularモデル)

●11インチiPad Pro(M4)

 11インチiPad Pro(M4)も、同じく5月発売の新モデルです。13インチモデルと比べて一回りコンパクトであり、重さは444g~。価格は16万8800円~です。

 サイズ・重さ以外の仕様表記については、基本的に13インチモデルのそれと共通しています。フルスクリーンで通常最大1000ニトの輝度、ピーク輝度1600ニトのディスプレイや、1TBと2TBモデルに限った「Nano-textureディスプレイガラス」のオプションなど、特徴的な仕様はこちらでも共通しているので、Proシリーズの特徴を生かしながら屋外に持ち運ぶ小回りさが生かしやすい一台です。

 携行性の高さを鑑みて、注目したいのはカメラ機能。背面カメラを使ったスキャン性能の高さや、ProResでのビデオ撮影などができることもProシリーズならではの特権です。

サイズ:249.7(高さ)×177.5(幅)×5.3(厚さ)mm

重さ:444g(Wi-Fiモデル)、446g(Wi-Fi + Cellularモデル)

●13インチiPad Air(M2)

 iPad Airシリーズの新モデルが、同じく5月に発表された13インチiPad Air(M2)。同シリーズとして初めて展開される13インチモデルです。価格は12万8800円~で、大画面を生かしつつ、比較的手を伸ばしやすい価格帯であることがポイント。周辺機器は「Apple Pencil Pro」や「Magic Keyboard」などに対応します。

 最上位機種ではないものの、搭載するプロセッサーが「M2」であり、動画編集などの負荷の重い処理にも十分対応可能です。ただし、搭載するスピーカーはProシリーズと同様の「4スピーカーオーディオ」と「4つのスタジオ品質のマイク」ではなく、「低音が2倍のステレオスピーカー(横向き)」 と「2つのマイク」となります。

 また「ProMotionテクノロジー(120Hz駆動)」をサポートしていないディスプレイのため、ペンで描画する際の滑らかさはProシリーズのそれと比べると劣ることは認識しておきましょう。

 生体認証はトップボタンに備えたTouch IDが使えます。ポートはUSB Type-Cですが、Thunderbolt/USB 4対応ではありません。

サイズ:280.6(高さ)×214.5(幅)×6.1(厚さ)mm

重さ:617g(Wi-Fiモデル)、618g(Wi-Fi + Cellularモデル)

●11インチiPad Air(M2)

 iPad Airの11インチモデルも5月にM2搭載モデルにアップデートされました。こちらの価格は9万8800円~であり、より手頃な選択肢となります。ストレージの選択肢は128GB/256GB/512GB/1TBの4種類で、先述の13インチモデルと共通しています。

 サイズ以外の仕様については、大部分が13インチモデルと共通していますが、オーディオに関しては13インチモデルが「低音が2倍のステレオスピーカー」であるのに対し、11インチモデルでは「ステレオスピーカー(横向き)」になっています。

サイズ:247.7(高さ)×178.5(幅)×6.1(厚さ)mm

重さ:462g(Wi-Fiモデル、Wi-Fi + Cellularモデル共通)

●iPad(第10世代)

 iPad(第10世代)は、2022年秋に発売されたモデルで、今回の新モデル追加に合わせて価格が改定されたことがトピック。現在は5万8800円~で販売されており、モバイル通信が行えるWi-Fi + Cellularモデルを選択しても8万4800円~という手頃さが魅力です。

 選択できるストレージは64GBと256GBの2種類。動画編集やゲームアプリの多用などを想定する際には、64GBではすぐ足りなくなるので注意しておきましょう。

 画面サイズは10.9インチで、上位機種の11インチモデルと似たような取り回しの良さを誇ります。搭載するプロセッサーは「A14 Bionic」なので、性能的には2020年に発売された「iPhone 12」シリーズを想像するとわかりやすいでしょう。

 さらに、iPad Airと比べると制限されている仕様が多く、ディスプレイの色域が「P3」ではなく「sRGB」であることや、「Apple Pencil Pro」に非対応であること、Apple Pencilのホバーに対応していないこと、Wi-Fi 6Eをサポートしていないことなど、検討時には使える機能を理解したうえで選択することをおすすめします。

サイズ:248.(高さ)×179.5(幅)×(厚さ)mm

重さ:477g(Wi-Fiモデル)、481g(Wi-Fi + Cellularモデル)

●iPad mini(第6世代)

 iPad mini(第6世代)は、2021年秋に発売されたコンパクトモデル。ディスプレイサイズが8.3インチと小さいですが、搭載するプロセッサーは「A15 Bionic」であり、先述したiPad(第10世代)より新しいのがポイント。価格は8万4800円~です。

 サイズは195.4(高さ)×134.8(幅)×6.3(厚さ)mm、重さは293g~であり、小さめのポーチなどに入れても携行しやすいのが同モデルの最大のメリット。Apple Pencilも端末側面にマグネットで固定して充電できる第2世代に対応しています。

 一方で、Smart Connector端子は備えていないため、充電やペアリングをせずにつかえるキーボードケースの選択肢がない点には注意が必要です。どちらかというとペンを使った手帳風の運用には向いている一台です。

サイズ:195.4(高さ)×134.8(幅)×6.3(厚さ)mm

重さ:293g(Wi-Fiモデル)、297g(Wi-Fi + Cellularモデル)

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