Belkinの最新ワイヤレスチャージャー4機種を試した 性能は問題なし、チープ感がないのもうれしい

本記事で試用したBelkinの充電器たち

　Appleが手掛けるMagSafe技術の一部提供を受けて実現する次世代ワイヤレス充電規格「Qi2」の対応製品が続々と登場しつつあります。スマートフォン、特にiPhoneに関連したアクセサリーを開発しているBelkin（ベルキン）では、Qi2認証を取得した充電器を他社に先がけて発売しています。

　今回、そのQi2認証を取得したもの、またはMagSafeに対応した充電器のいくつかを試したので紹介します。試したのは以下の4製品です。

1. Belkin Qi2 2-in-1ワイヤレス充電パッド

2. Belkin BoostCharge Pro MagSafe 2-in-1 ワイヤレス充電ドック

3. Belkin Qi2 折りたたみ式ワイヤレス充電スタンド

4. BoostCharge Pro MagSafe認証ポータブルワイヤレス充電パッド15W

●1.Belkin Qi2 2-in-1ワイヤレス充電パッド

　弊誌で取材した発表会で紹介された製品の1つが「Belkin Qi2 2-in-1ワイヤレス充電パッド」です。カラーバリエーションはホワイトとブラックがあり、ここではブラックを紹介します。

　Belkin Qi2 2-in-1ワイヤレス充電パッドは、本体の左側にQi2モジュール、右側に従来のQiモジュールを搭載しており、2台同時にワイヤレス充電できます。

　背面には電源と接続するためのUSB Type-C端子が搭載されており、右側面には別の端末を有線で充電するためのUSB Type-C端子もあります。

　Qi2側を使い、iPhoneを充電した場合の最大電力は15W、Qi側では5Wが最大出力となります。なお、USB Type-C端子にケーブルをつないだ有線充電は5Wです。

　筆者の所有しているiPhone 14はMagSafe充電に対応しているので、問題なく充電できました。

　Qi充電側では、充電ケースがQi充電に対応する完全ワイヤレスイヤフォンの充電を行えました。

　2端末でワイヤレス充電を行いながら、USB Type-CケーブルでSamsung Galaxy S23 Ultraの充電も試みてみたところ、こちらは5W。仕様通りでした。

　なお、Qi2規格の充電パッドでも、従来のQi対応端末の充電を行えます。空いているパッドを使えるのはありがたいですね。

　本体の重さはケーブルを含めて365gです。スリムな形状なので、家でも出先でも重宝しそうです。