大きく変わった「Xperia 1 VI」のカメラを試す 全面刷新のカメラアプリや光学7倍ズームの新望遠レンズはどう?
ITmedia Mobile / 2024年5月30日 20時20分
この構成で「Xperia 1 V」まで来たのだが、この度、またカメラアプリがフルモデルチェンジしたのである。
簡単にいえば……より多くの人がなじんでいるデザインになった。
撮影モードは「プロ/ぼけ/写真/動画/スロー/その他」と分けられ、左右のスワイプで切り替える方式。そして一番左にある「プロ」がPhoto Proに相当すると思えばいい。
もっともベーシックな「写真」から使ってみよう。Xperia 1 VIらしいのはズーム倍率。望遠端が「7.1x」になったこと。
これにより、0.7xから7.1xまで(16mm相当から170mm相当まで)画質劣化のほぼないシームレスなズームが実現したというわけだ。
では、0.7xからサクサクっと撮っていこう。
2x時は、あらたに48MPモードの中央48mm相当分を切り出すリモザイク方式に変更され(Xperia 5 Vは一足先にそうなっていたのだけど)、より解像感が増した。
本当にそうか? Xperia 1 Vで撮影したものと比べてみると、確かにディテールの不自然さがなくなり、解像感も高い。これはよい。
人を撮るとき、2xってなかなか扱いやすいので、ここのクオリティーが上がるのはうれしいのである。
なお瞳検出に加えて、人体検出の精度が上がったそうな。
さらに望遠。3.5x(85mm相当)と7.1x(170mm相当)。ちなみにその中間も光学ズームなのでクオリティーは実に高い。
望遠カメラは人を撮るときもいい。カメラが斜めなのは、わたしの不徳がいたすところなのでスルーしてください。
猫や鳥など動物も(よほど遠くない限り)も被写体認識し、距離が近いと瞳検出もしてくれる。
続いては「ぼけ」モード。独立したモードになったのだ。
多くの端末で「ポートレート」モードと称している機能と同じ。ぼかし機能を「ポートレート」と称するのは違和感があったので(そもそも「ポートレート」にそういう意味ないし)、「ぼけ」としたのは歓迎している。英語だと「bokeh」だ。
さらに3.5xの望遠カメラで「ぼけ」。
デフォルトのぼけ量がけっこう大きいけど、そこは調整できる。
さらに夜のぼけ。点光源がリアルにぼけるってのは大事だ。
「写真」「ぼけ」と来たら、次は「プロ」モードだ。
●Photo Proからカメラアプリの「プロ」モードになって何が変わった?
一番様変わりしたのが、Photo Proを継承する「プロ」モード。特に、横位置時の画面デザインが大きく変わった。Xperia 1 Vのときと比べてみたい。
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