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大きく変わった「Xperia 1 VI」のカメラを試す 全面刷新のカメラアプリや光学7倍ズームの新望遠レンズはどう?

ITmedia Mobile / 2024年5月30日 20時20分

 一方、縦位置時の画面デザインは大きく変わったわけじゃない。

 従来は横位置時と縦位置時で画面デザインが異なっており、横位置時は画面にシャッターボタンがなく、物理シャッター(半押しによるAFロック付)で撮影するスタイルだったのだ。

 今回はそれを全面改定。縦位置時のデザインテイストを、横位置時にも適用したのである。

 縦位置時と横位置時で整合性は取れたし、分かりやすくなったけど、ちょっと困ったのがFnキーを押さないと細かい設定を確認できないこと。

 おかげで「連写モード」にしていたのを忘れて思わぬ連写をしちゃったり、クリエイティブルックを変えたのを忘れていて「あれ? なんか色が違う」と思ったり……しました。

 考えてみたら、縦位置時は以前からそうだったのだけど。

 良くなったのは、レンズ選択のUIが「写真」モードと同じになり、ワンタップで設定できること。「写真」では倍率、「プロ」では焦点距離表示という違いはあるけど、慣れるといい。

 「おまえはどうなんだ?」といわれると、AF-ONボタンがなくなったのは残念だけど、新しい方が使いやすいし、実は横位置時も画面にシャッターボタンが欲しいと思っていたので……よいかな。

 カメラの基礎知識がある人にとっては、本職カメラと同じ感覚でさっと設定できるので「プロ」モードはありがたい。操作も、多くのスマホカメラの「マニュアル撮影」モードより使いやすい。

 例えば連写+AF-Cにすればこちらへ走ってくる猫や列車や人にフォーカスを合わせ続けることができる。望遠に強くなった分、ちょっと離れたものも撮りやすくなった。

 シャッタースピードの最高は1/8000秒。シャッタースピード優先にすれば水を止めて撮ることも。

 見逃してはいけないのは、プロモードに「コンピュテーショナルフォトグラフィー」のオート/オフモードが付いたこと。

 「写真」モードでは、状況に応じて設定を変えて複数枚連写して合成する機能(HDRやナイトモードなど)が自動的に働くので、細かいテクがなくても何でもいい感じに撮ってくれた。一方Photo Proは、そういうことを一切したくない人のモードだった。

 でも今回、「プロ」モードの「Fn」メニューの中に「コンピュテーショナルフォト」の項目ができたのだ。

 夜景だと違いが分かりやすい。

 コンピュテーショナルフォトが働くと、ハイライト部が抑えられているのが分かる。でもそれだと不自然だと感じるシーンもあり、そういうときはオフにするといい。

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