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サービス開始から10年のmineo 通信品質改善が純増に貢献、次の戦略は“ライトファン”の獲得

ITmedia Mobile / 2024年6月5日 19時56分

 mineoユーザーによる「スマホ相談会」では、mineoのサポートアンバサダーと、スマホ慣れしていない人と、mineoに対して困り感を抱く人が集い、対面で相談し合った。

 こうした取り組みから分かることは、mineoがいかにファンを重視しているかだ。加えて、2016年1月25日に打ち出したブランド・ステートメントである「Fun with Fans!」に基づき、メガキャリアでは実現できなかった、あるいは実現しづらい新たな試みに挑戦し続け、mineoとユーザーのコミュニケーションの中で、利便性があり新たな発見につながるサービスを創っている。実際、前述のマイネ王に寄せられた意見は、サービスに反映されることがある。

 冲中氏いわく、mineoのこうした地道な取り組みは「差別化の源泉」につながっており、「コミュニティーサイトがあれば、直接フィードバックを投稿してもらえるし、オフ会でユーザーとコミュニケーションをする取り組みは10年弱続けている」と手応えを語る。サービスの中には、ユーザーの声から生まれたものもあり、それが結果として、「他社にはない、mineo独自のサービス」(同氏)となっているそうだ。

 収益性の改善にもつながっているとのことで、コアファンの人数は4000人程度、ライトファンは20万人程度となっている。このうち、コアファンは「解約率が低く、紹介率も高い」という。mineoにとってはコアファンが増える方が収益性の改善につながるが、冲中氏は「実際、コアファンを増やすのは難しい」と述べる。ライトファンも「解約率は低く、紹介率も十分に高い」ことから、今後は戦略の軸足を「コアファンとライトファンの獲得」に移す。

 冲中氏は「10周年という区切りがあるので、皆さんに還元して感謝を伝えるイベントを、11月に大阪で1000人規模のイベントを実施する」としたが、詳細は「企画中だ」として明かさなかった。「ユーザーとの共創をかかげたmineoらしい取り組み」も継続する考えで、「飲食店をやっているユーザーが、キッチンカーで出店するといった取り組みができたらいい」と構想の一例を挙げた。

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